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Pepper、Android対応に!開発者向けに7月発売

IT・デジタル ハードウェア
ソフトバンクロボティクスは19日、人型ロボット「Pepper」がAndroidに対応したことを発表した
  • ソフトバンクロボティクスは19日、人型ロボット「Pepper」がAndroidに対応したことを発表した
  • 開発者向けの新モデルではPepperの胸部ディスプレイがAndroid搭載に
  • ソフトバンクロボティクス 代表取締役社長の冨澤文秀氏は「AndroidのSDKでPepperのアプリケーションを直接作成できるようになる」と紹介した
  • Pepper、Android対応に!開発者向けに7月発売
  • ソフトバンクロボティクス プロダクト本部 取締役本部長の蓮実一隆氏は「爆発的に使い勝手が飛躍して、Pepperがさらに面白くなる」とアピールする
  • Android上でロボアプリの開発が可能になる「Pepper SDK for Android Studio」も提供開始
  • Pepperの視点からの眺めがスマートフォンを覗いた先に見える「Google Cardboard」
  • デモの様子。Pepperの視点からの眺めがスマートフォンを覗いた先に見える
 ここで舞台上では、Pepperの視点からの眺めがスマートフォンを覗いた先に見える「Google Cardboard」や、手のジェスチャーを認識してPepperが反応する「Google TensorFlow」(機械学習ライブラリ)など、Googleの技術とPepperのアプリが連携したいくつかのデモが披露された。今回の取り組みについて、蓮実氏は「爆発的に使い勝手が飛躍して、Pepperがさらに面白くなる」とアピールしていた。

■開発者のイマジネーションに期待

--- Pepperの開発者が100倍に増えると期待されているが、現在PepperとAndroidでは、そのくらいの開発者がいるのか。

冨澤氏「Pepperは数千、Androidは数十万のデベロッパーがいると認識している」

--- iOSへの対応は?

蓮実氏「現在は未定」

--- Androidと連携することで、どんなアプリが開発できそうか。

蓮実氏「例えば、胸のタブレットでYouTubeの音楽動画を流して、その音楽に合わせてPepperが踊るといったことが容易になる。カレンダーのスケジュールをPepperが読み上げる、なんてことも。つまりGoogleの世界とPepperの世界を簡単に融合できるようになるということ。開発者の方のイマジネーションに期待したい」

--- 今後の展開を見据えたとき、今回の連携にはどんな意味合いがあるのか。

冨澤氏「IBM、マイクロソフト、GoogleといったITジャイアントと連携していく。その中心にPepperを置くことで、Pepperのバリューが上がり、ひいては大きな進歩につながると考えている」

--- どんなビジネスモデルを思い描いているのか。

蓮実氏「SDKは無料でダウンロードできるようにした。アプリへの課金なども考えていない。どこで儲けるか、いまこの段階では具体的には何も決めていない。まずはPepperを行き渡らせることを最優先にしている。将来的には、アプリのマージンなども考えていくかも知れない」

--- いつ頃から、どういった流れで今回の連携に行き着いたのか。

冨澤氏「数カ月前、Googleの幹部と東京で会った際にPepperを紹介して、“一発で刺さった”というのが始まり。それ以後、お互いにチームをつくり連携を協議してきた」
《近藤謙太郎》
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