笑福亭鶴瓶とサンドウィッチマンが旅に出る夏の恒例特番『鶴瓶サンドウィッチマンの夏旅』第7弾が17日に放送される。

今回は3年連続出演となるスペシャルゲスト・中条あやみと共に、上京当時の思い出の地を巡る旅に出る。
最初に向かうのは中条のゆかりの地・神保町。14歳で大阪から上京した中条は、ファッション雑誌『Seventeen』の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン」グランプリ獲得をきっかけに芸能界入りした。神保町には『Seventeen』を出版する集英社の本社があり、中条にとって「初心に戻れる自分の原点」だという。

集英社を訪れると、中条が中学生の頃からお世話になっている『Seventeen』編集長が登場。「Seventeenモデルのお母さん的な存在」と称される編集長が、特別にデビュー当時の雑誌を見せてくれることに。国民的キャラクターにふんしたコスプレ写真や、甘酸っぱい恋愛観を明かしたインタビューなど、今では見られない貴重な誌面に、中条は「やばい!」と赤面する。


さらに、うどん店で『Seventeen』モデル時代を支えた編集部員とフォトグラファーがサプライズ登場。当初を知る2人から「性格が明るいからすぐにみんなの人気者になって。小5男子みたいなノリも多かった。変顔が特に…」と振られると、中条は「モノマネも得意で!」とノリノリに。こんしんの「キリン」のモノマネを披露するが、その想定外のクオリティーと、嫌がるどころかうれしそうな姿に、鶴瓶からは「よく(Seventeenのオーディション)通ったな!」とツッコミが飛ぶ。
一行は目的地を変え、鶴瓶夫妻がよく通っていた老舗の甘味処へ。夏を感じるひんやりスイーツを堪能しながら、鶴瓶の若手時代を振り返る。伝説のバラエティー番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)や『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系)の裏で、2つのゴールデン番組のMCを務めた鶴瓶。しかし、両番組とも1年以内に終了し、「人気者たけしを潰す男」という記事を書いた週刊誌も、「東京進出失敗」と手のひらを返したのだという。
そんな不遇の時代に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で出会った恩人・タモリとの秘話、そして人気絶頂のビートたけしから送られた言葉とは?お笑い界の助け合う優しさに触れた中条は「女優界とは大違い…」と衝撃発言を放つ。



最後に一行は、仙台から上京したサンドウィッチマンのゆかりの地・大山(板橋区)へ。上京9年目にして『M-1グランプリ』王者の座をつかんだが、売れるまでは長い道のりを歩んだ2人。貧乏時代「最大のごちそうだった」と語る、商店街の130円のコロッケを頬張る。

ロケを終え、伊達は「今回は『原点』というテーマで、僕たち(サンドウィッチマン)が住んでいた街にも鶴瓶師匠とあやみちゃんに来ていただきました。当時のご褒美をお二人にも食べていただいて、すごく楽しかったです。ただ、本当に暑かった…。毎年言っていますが、そろそろ時期を変えてもいいですね」とコメントし、富澤は「皆さんの原点を知ることができて、いい旅になりました」と満喫した様子を見せる。また、鶴瓶は「これまでの旅とは違うテイストで、本当に楽しかったです。いろいろな再会を通して昔を思い出すことができました。次はどこに旅しようか」と、早くも次の旅に期待を寄せ、3年連続で登場したゲスト・中条は「皆さんのステキな人となりや、おいしい地元のグルメを知ることができました。私にとって『Seventeen』は、友達もライバルもできる部活のような場所で、さまざまな感情と青春が詰まった大切な原点です。この番組におじゃましないと知ることができなかった皆さんの原点にも触れられて、すごく貴重な時間になりました。鶴瓶師匠とサンドウィッチマンさんのゆったりとした雰囲気も、すごく楽しかったです!」と笑顔で振り返った。