スマホを人質に日本語で脅迫するランサムウェア、ついに国内初登場
    IT・デジタル
    セキュリティ
  
  - 
  【動画解説】PDF編集ならAdobe Acrobatの代替ソフト「PDFelement」 
- 
  OS Xランサムウェア詳報……Gatekeeper回避でMacの安全神話は過去の物に 
- 
  OS Xを狙う初のランサムウェア「KeRanger」が発見される 
トレンドマイクロによると、Android版ランサムウェア「AndroidOS_Locker」が国内に流入していることが、この3月に確認された。「AndroidOS_Locker」は、Androidのランサムウェアとしては、初めて日本語表示に対応しており、法務省(MINISTRY OF JUSTICE)を騙り身代金を要求してくるという。「AndroidOS_Locker」は、暗号化は行わず、スマホを操作不能にして人質にする「端末ロック型ランサムウェア」となっている。このランサムウェアは1万円の「罰金」を、iTunesギフトカードで支払うよう要求してくる。
支払いを要求する画面では、ユーザーが犯罪者であるかのように、端末のキャリアやIPなどの情報も表示してくる。これはワンクリック詐欺でも見られる、典型的なやりくちだ。一方で「残り時間は、罰金を支払います」などの不自然な表現が残っており、自動翻訳などを使って、日本語に対応した様子がうかがえる。
このランサムウェアが、どのようにして拡散しているのかは、現在のところ不明だ。ただ、「System Update」というアプリに見せかけて、「Google Play」以外でアプリを配布していると推定されている。「System Update」として、さまざまな権限を要求するメッセージに要注意だ。
「AndroidOS_Locker」は、海外でも流通しており、たとえばアメリカでは「CYBER POLICE」を名乗りアメリカ国旗を表示するなど、表示を切り替えるとのこと。なお、ランサムウェアに感染した場合、Androidをセーフモードで起動することで、ランサムウェアの起動を抑止し、アンインストール可能になる場合があるようだ。
関連ニュース
- 
       OS Xランサムウェア詳報……Gatekeeper回避でMacの安全神話は過去の物に OS Xランサムウェア詳報……Gatekeeper回避でMacの安全神話は過去の物に
- 
       OS Xを狙う初のランサムウェア「KeRanger」が発見される OS Xを狙う初のランサムウェア「KeRanger」が発見される
- 
       日本語で脅迫するランサムウェア「Locky」が拡散中 日本語で脅迫するランサムウェア「Locky」が拡散中
- 
       2015年「影響が大きかったセキュリティ脅威」、“ランサムウェア”が急上昇 2015年「影響が大きかったセキュリティ脅威」、“ランサムウェア”が急上昇
- 
       ランサムウェア対策は、定期バックアップが効果的 ランサムウェア対策は、定期バックアップが効果的
- 
       国内急増中の「Invoice」スパム、「vvvウイルス」攻撃だった 国内急増中の「Invoice」スパム、「vvvウイルス」攻撃だった
- 
       「vvvウイルス」、日本への流入は限定的 「vvvウイルス」、日本への流入は限定的
- 
       マクロを利用する不正プログラムが増加中 マクロを利用する不正プログラムが増加中
- 
       不正広告に日本から900万アクセス、トレンドマイクロが調査結果を公表 不正広告に日本から900万アクセス、トレンドマイクロが調査結果を公表
- 
       日本を標的にした「Cryptoランサムウェア」が4月中旬より出現中……ファイルを暗号化して脅迫 日本を標的にした「Cryptoランサムウェア」が4月中旬より出現中……ファイルを暗号化して脅迫

 
    



 
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
           
          