【オトナのガジェット研究所】まさに男のギア!アウトドア最強の“カシオ初”スマートウォッチ「WSD-F10」 2ページ目 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【オトナのガジェット研究所】まさに男のギア!アウトドア最強の“カシオ初”スマートウォッチ「WSD-F10」

IT・デジタル スマートフォン
白黒表示時にはディスプレイの消費電力をセーブする
  • 白黒表示時にはディスプレイの消費電力をセーブする
  • カシオにとって初めてのAndroid Wear搭載スマートウォッチとなる「WSD-F10」
  • 1.32インチ/320×300ピクセルのサークル型液晶ディスプレイを採用
  • 樹脂製のベルトは横幅も広め
  • 側面に電源ボタンのほかTOOL、APPボタンを搭載
  • 「TOOL」ボタンを押すと、コンパスに高度計、気圧計、日の出日の入りの時刻、釣りに便利な潮汐グラフ、ユーザーの活動時間を表示する活動グラフなどが呼び出せる
  • 充電用の端子は特殊な形状を採用
  • スマートウォッチにインストールされているアプリの一覧
■アウトドアに強いのが特徴

 機能はアウトドアシーンでのアクティビティをサポートするものを中心にハイライトされている。スポーツ用のウェアラブルとしてもある程度機能は充実しているのだが、より表側にフィーチャーしているのは「アウトドアシーンに最適なスマートウォッチ」というキャラクターだ。Apple Watchなどが搭載する心拍数センサーは非搭載。ヘルスケア機能は弱い印象。スポーツに関してはトレッキングにサイクリング、釣りの3種目がメイン。GPSモジュールは本体に乗っていないので、ペアリングしたスマホのGPSを代用ていろいろな機能をカバーする。

 例えばフィットネスアプリの「Runkeeper」も時計の側にプリインされているが、ランニングやウォーキングを楽しむ際にはペアリングしたスマホも一緒に持ち歩く必要がある。GPSを活用して山の中でも地図がチェックできる「YAMAP」アプリもスマホとの連携が必要。トレッキングをスマートに楽しめるギアを掲げるのであれば、時計自体にGPSを内蔵してほしかったところだ。なお動作温度範囲のスペックは0度~40度となるので、冬山での登山時には注意深く扱いたい。

 OSにはAndroid Wearを搭載しているので、Androidスマホには「Android Wear」アプリからペアリングしてから詳細を設定する。ペアリング後には他のAndroid Wear搭載のスマートウォッチと同様に、OK Googleによる音声コマンドなどが使用可能だ。iPhoneにもiOS版の「Android Wear」アプリを使ってペアリングができるが、次段「WSD-F10」の機能を100%使いこなすためには、発売時点ではAndroidアプリのみがリリースされている「CASIO MOMENT SETTER+」が必要になる。その他、いろいろな機能がiOSの場合は使えないことが多いので、同機の購入を検討されている方はAndoridスマホも用意しておくべきだと思う。

 「CASIO MOMENT SETTER+」アプリを起動すると、スマートウォッチの右側面にある電源ボタンを約2秒長押して表示されるアプリ一覧の画面に「アクティビティ」というメニューが追わって、登山やトレッキング、フィッシングにサイクリングなどのアクティビティに最適化された機能が使えるようになる。例えばサイクリングを選択すると、自転車による走行速度や距離、時間などのデータを手元の時計の画面上で素速く確認できたり、あるいは走行中に一定の距離に到達したらアラートを出し、停車したらこれまでの走行距離を表示するなど、アクティビティをサポートする便利な通知表示をカスタマイズしながら使えるようになる。

 ウォッチフェイスは時計単体でもディスプレイを長押ししてから好みの表示に切り替えられるのだが、「CASIO MOMENT SETTER+」アプリから設定すれば文字色の色指定なども細かく行える。また本体フレームの右側上下にある「TOOL」ボタン、や「APP」ボタンによる操作もカスタマイズが可能だ。「TOOL」ボタンを押すと、コンパスに高度計、気圧計、日の出日の入りの時刻、釣りに便利な潮汐グラフ、ユーザーの活動時間を表示する活動グラフなどが呼び出せる。それぞれの機能は画面を上下方向にスワイプするか、TOOLボタンのクリックで切り替わる。

 APPボタンにはカメラのシャッターやカレンダーなど、スマートウォッチにインストールされているアプリからよく使うものをワンクリックで立ち上がる機能に割り当てておくと便利だ。

■モノクロとカラーの液晶を重ねた2層構造ディスプレイ

 G-SHOCKのテイストを継承する本体の外観もなかなか秀逸だが、それにも増して多彩な機能を一画面のなかに見やすく、スタイリッシュに配置したウォッチフェイスのデザインはよく考え抜かれていると感じた。普遍的な「オーセンティック」のほか、高度計を表示する「高度」や「世界時計」などオリジナリティの高いデザインを7種類も用意する。

 なかでも特徴的なのが「2レイヤー」だ。同機のディスプレイ部分はモノクロとカラーの液晶を重ねた1.32インチの2層構造ディスプレイになっている。さまざまな計測情報やアプリはカラー表示で視認性を高めながら、反対にあまり画面を見ていない時にはモノクロ液晶だけで時刻のみを表示することで、電池を賢く長持ちさせる。実機を使ってみたところ、通常の使い方をしていてもバッテリー寿命はフル充電から丸々2日ほど持ちこたえてくれた。
《山本 敦》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top