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中国動画サイトで4億回再生の日本人!「山下智博」がすごい理由

エンタープライズ その他
ドラッグストアで撮影中の山下
  • ドラッグストアで撮影中の山下
  • オリジナルのフェイスマスクをつけた山下
  • 取材にも対応
  • 撮影の合間に
  • 取材中の山下(私服だという)
  • アクセスの記録をみせていただいた(編集部で一部モザイク処理)
  • 整髪料やメガネのブランドなどよく聞かれるという
  • 人気番組の「紳士の大体一分間」
■もっと笑で人を楽しませたい。ギャグドラマを作る理由

 日本で「あまちゃん」が流行った時、より深いコンテンツをつくろうと自主制作したドラマがbilibili動画独占配信となりトップにバナーが貼られて知名度は加速。その他プラットフォームとも共同でドラマなど作品を制作し、100万再生、500万再生とアクセスと増やしていった。その速度は中国のネット人口に比例して加速しているという。

 日本でも昨年から「中国で活躍する謎の日本人」「中国で人気の日本人ネットタレント」としてTVや紙面を騒がせ始めていた。

 その彼が次の舞台としたのが、故郷である北海道だった。北海道と中国を繋ぎたい。「紳士の一分間劇場 札幌編」はシュールなギャグを多数織り交ぜたミニコント型のドラマ。架空の札幌の高校が舞台だという。この企画にサッポロドラッグストアが協賛に名乗りをあげ、また北海道テレビ放送(HTB)が制作プロデュース。公開に合わせたオリジナルフェイスマスクなどの商品も発売するという。この企画から撮影まで2ヵ月というスピードはまさに今の中国の速度かもしれない。

 「紳士の一分間劇場 札幌編」の監督、脚本を山下の大阪芸術大学時代の親友、加藤秀仁さんに頼んだ。加藤秀仁監督は、山下の成長に嫉妬しながらも盟友と呼んだ。過去には山下のドラマやオープニングなど制作協力し、今回は監督となった。本編は3月に中国国内で公開を予定している。

 また制作プロデュースにHTBが手を上げたことに山下は、「中国ではテレビ放送は日本の深夜放送のようなバラエティ番組が検閲の関係でむずかしく、その拠り所でネット動画を見ている人が多い現状です。僕は水曜どうでしょう(HTB)が大好きで見て育ってたのもあり、今回のチームで制作できて感無量でした」と話している。

 サッポロドラッグストアの富山社長は、やるからにはとことんやりたいと、山下オリジナルフェイスマスクや、馬油をオリジナルで作成した。このデザインは山下が監修し、中国で話題となった商品をあえてオマージュして店内で目立つようにしたという。

 山下は日本と中国の潤滑油になりたいという。「日本のことを知るために山下がいるという風に広がってほしい。ゆくゆくは中国から中華圏へ広げ、ノーベル平和賞をとりたい」と彼は真顔でいう。ますます世界へ影響をます中国。政治的なしがらみや文化の違いなどもあるとはいえ、隣接国の中国と日本。もしかすると、山下のようなネットタレントが本当の潤滑油になるかもしれない。
《佐藤みつひろ》
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