領収書はスキャンするだけ、「弥生」の入力不要でペーパーレスな新機能……電子帳簿保存法の緩和も影響 2ページ目 | RBB TODAY

領収書はスキャンするだけ、「弥生」の入力不要でペーパーレスな新機能……電子帳簿保存法の緩和も影響

 弥生は19日、「ペーパーレス経理」推進施策発表会を開催。同社の会計ソフトで29日から、新たにレシートなどの紙証憑のスキャン取り込みに対応すると発表した。

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
発表会ではPFUの執行役員専務 宮本研一氏、タイムスタンプ機能を提供するセイコーソリューションの取締役・専務執行役員 長谷川達海氏も登壇した
  • 発表会ではPFUの執行役員専務 宮本研一氏、タイムスタンプ機能を提供するセイコーソリューションの取締役・専務執行役員 長谷川達海氏も登壇した
  • 代表取締役社長の岡本浩一郎氏
  • 同社が推進する会計業務3.0
  • 「スキャンデータ取込」は「スマート取引取込」のメニュー内に用意
  • 2枚のレシートを同時にスキャンしても大丈夫
  • 店名がロゴ化されていても、きちんと登録される
  • 科目も自動で仕訳された
  • スキャナ保存制度の緩和内容
■領収書の保管がいらない世界に

 電子帳簿保存法におけるスキャナ保存制度については、この1月から規制緩和が始まった。これにより電子証明の添付、関連帳簿の保存、金額の制限などが撤廃されている。

 これに合わせて「スキャンデータ取込」ではタイムスタンプ機能、および電子化文書の検索機能を搭載。さらに、スキャン作業の作業者や第三者承認のログを残すことで、スキャナ保存制度に対応した。今後は小規模事業者にも負担をかけない形で、原本となったレシートや領収書の破棄が可能になるという。

 なお、ペーパーレスでの運用には所轄税務署長への事前申請が必要となるが、これについては記載方法を分かりやすく明記したテンプレートを提供。運用に求められる適正事務処理要件を満たすための社内規定、業務マニュアルについてもテンプレートを用意するという。

 さらに、「スキャンデータ取込」の提供に向けて、「スキャナ無償レンタル」キャンペーンが19日にスタートした。これは既存ユーザーであれば、「あんしん保守サポート」の「トータルプラン」の加入者が対象。さらに、15年1月以降に起業した会社、弥生PAP会員の会計事務所から紹介を受けた場合にも、弥生製品を新規に購入した場合は対象となる。キャンペーンの対象者には、PFU製「ScanSnap iX100」が5年間無償でレンタルされる。申込期間は12月31日まで。

 かつてスキャナ保存制度に対応するには、スキャナの導入やシステム開発などで約180万円の初期投資が必要だったという。また、運用においてもタイムスタンプの打刻などに、約30万円のコストが必要だった。このため同制度の承認を受けた事業者は、全国でも133件しかなかったという。

 しかし、「スキャンデータ取込」であれば、キャンペーンの利用でスキャナが無償で提供されるほか、タイムスタンプの打刻にも料金が発生しない。もちろん、同社の会計ソフトの購入、「あんしん保守サポート」などへの加入は必要となるが、追加で導入や運用にコストを掛けずに、ペーパーレスな会計環境を実現できるのが最大の魅力となっている。

 そのほか、無償でレンタルされるスキャナを有効活用するために、協賛5社から無償の特典も用意された。例えば、「Evernote」であれば、プレミアム無償クーポンを提供。名刺管理の「Sansan」であれば、名刺ストレージ500枚分が無料となる。

■会計の自動化はさらに進む

 弥生会計では今後、会計業務3.0の更なる深化を目指していくという。2016年秋には銀行APIからの直接取込みを予定。紙証憑のスマートフォン撮影についても、規制緩和に合わせて対応していくという。

 また、デモではスキャン画像がPCに取り込まれ、そこからSMART CONNECTに転送されていた。しかし、2016年春には「ScanSnap Cloud」に対応することで、SMART CONNECTとの直接連携が可能になるとのことだ。
《とびた》

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