NTTぷららがCATVとの提携を拡大する狙いは? | RBB TODAY

NTTぷららがCATVとの提携を拡大する狙いは?

ブロードバンド 回線・サービス

ひかりTVでは4K-IP放送をスタート
  • ひかりTVでは4K-IP放送をスタート
  • NTTぷららの代表取締役社長の板東浩二氏
  • 愛媛CATV、JCCとのコラボレーションモデル
  • ひかりTVの視聴に必要なSTBはJCCがNTTぷららから買い上げて愛媛CATVに提供していく
 NTTぷららは17日に開催した事業戦略説明会において、CATV事業者とのコラボレーションによる新しい「ひかりTV」の展開に関する重要な発表を行った。あらためてそのビジネスモデルを詳しく紐解いてみたい。

 今回NTTぷららが発表した「ひかりTV with 愛媛CATV」は、愛媛県を中心にサービスを展開するエンターテインメントサービスだ。NTTぷららと愛媛CATV、さらにはCATV局向け映像・音声・データ配信の専用プラットフォームサービスを提供するジャパンケーブルキャスト(JCC)の3社が新サービスを運営する。

 NTTぷららは、同社が運営するスマートテレビ向け映像配信「ひかりTV」を、JCCのプラットフォームを利用する愛媛CATV向けにユーザーインターフェースをカスタマイズしたかたちで提供する。サービスインは11月24日を予定している。このようなかたちでIPTV事業者であるNTTぷららと、愛媛CATVのようなケーブルテレビ事業者が業務提携を実現するケースは国内で初めての試みであるという点に注目したい。

 今後「ひかりTV with 愛媛CATV」のサービスに加入したユーザーは、「ひかりTV」が提供するVODやテレビの映像コンテンツをはじめ、音楽配信、クラウドゲーム、ショッピングに電子書籍など多彩なコンテンツが楽しめるようになる。ほかにも愛媛CATVのオリジナル番組である「愛媛CATVチャンネル」が視聴できるようになる点も、一般の「ひかりTV」とひと味ちがう所だ。月額利用料金は通常のテレビ向け「ひかりTV」と同じだが、「愛媛CATVチャンネル」については全加入者が無料でみられるようになる。月額料金のほかにもひかりTV対応チューナーの月額レンタル料金、ならびに光回線「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ・光プレミアム」に契約する必要もある。

 ここで三社の役割分担をもう一度整理しておこう。NTTぷららは「ひかりTV」サービスのコンテンツに「愛媛CATVチャンネル」のコンテンツを加えて、さらにユーザーインターフェースをカスタマイズした新しいプラットフォームを開発・提供する。愛媛CATVは「ひかりTV」をベースにしたエンターテインメントサービスを地域市場に向けて販売促進していく。また申し込み受付や顧客サポートの提供や、もちろん「愛媛CATVチャンネル」の番組製作の主体も同社となる。

 JCCについては「ひかりTV with 愛媛CATV」のケーブル事業者への取次ぎとサポートを担当。顧客課金管理についても同社が中心にマネージメントを行う。NTTぷららから、ひかりTV対応STBを買い上げて愛媛CATVへ納品するのも同社の役割だ。さらに愛媛CATVへ「フレッツ光」の回線を卸売りする、いわゆる「光コラボ」の提供についても今後JCCが主体となって進める計画があるという。
《山本 敦》

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