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BPO、NHK「クロ現」の“出家詐欺”放送回は「重大な放送倫理違反があった」

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 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、NHK総合テレビ「クローズアップ現代」で“出家詐欺”について紹介した5月14日放送回に関し、「重大な放送倫理違反があった」との意見を公表した。

 同放送および、その基となった「かんさい熱視線」(同年4月25日放送 関西ローカル)は、寺院で「得度」の儀式を受けると戸籍の名を変更できることを悪用した“出家詐欺”が広がっていると紹介した。

 委員会は、番組で「ブローカー」とされた人物が、演技指導によるやらせ取材だったと告発。これに対しNHK側は「過剰な演出」などはあったが「事実のねつ造につながるいわゆるやらせは行っていない」との報告書を公表していた。

 委員会は、NHK関係者や番組で紹介された「ブローカー」「多重債務者」に対して聴き取り調査を行った結果、2つの番組は「情報提供者に依存した安易な取材」や「報道番組で許容される範囲を逸脱した表現」により、 著しく正確性に欠ける情報を伝えたとして、 「重大な放送倫理違反があった」と判断した。
《花》
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