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SIMロック解除、他社SIMが使えない場合に注意

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「SIMロック解除」のイメージ(リリースより)
  • 「SIMロック解除」のイメージ(リリースより)
  • 端末とSIMの組み合わせは、周波数帯が一致しないと、使えない(リリースより)
 東京都(生活文化局)は2日、スマートフォンの「SIMロック」を解除できない場合、あるいは解除しても、他社SIMが使えない場合があるとして、あらためて注意を呼びかけた。

 従来のスマートフォンでは、購入元の通信事業者(キャリア)のSIMでしか利用できない「SIMロック」が施されているのが一般的だった。一方、今年5月1日からSIMロック解除が総務省により義務化され、スマホとSIMとをさまざまな組み合わせで利用可能となった。これにより、スマホの購入元の通信事業者(キャリア)ではない、他社キャリアのSIM、MVNOのSIMが利用できる。

 しかし、それには条件があり、「SIMロック」を解除できない場合、あるいは解除しても、他社SIMが使えない場合がある。

 まず、2015年5月1日より前に発売されたSIMロック解除に非対応の端末、ネットワーク制限端末などは、そもそもSIMロック解除に対応していない。また、端末購入から一定期間(約半年程度)が経過している必要がある。2015年5月1日より前に発売された機種は有料での手続きとなる。5月1日以降の機種でも、基本的に無料になるのは「Webから手続きする場合」のみで、店頭・電話での手続きは有料だ。

 さらに端末がSIMロック解除できても、端末とSIMの組み合わせによっては、利用できない場合・通信速度が遅くなる場合がある。具体的には、ドコモ・ソフトバンクの2社と、KDDIとの組み合わせでは、周波数帯の相違から、動作しないケースがある。

 SIMロック解除をすると、キャリアが提供している補償サービスは、基本的に受けられない。消えたデータも補償されない。これらの点から、東京都では、SIMロック解除は事前に条件・注意点をよく確認すること、疑問不安に思ったら最寄りの消費生活センターに相談することを、あらためて呼びかけている。
《冨岡晶》
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