【レビュー】「ZenFone 5」からの進化点は?「ZenFone 2 Laser」インプレッションレポート | RBB TODAY

【レビュー】「ZenFone 5」からの進化点は?「ZenFone 2 Laser」インプレッションレポート

IT・デジタル モバイル

「ZenFone 2 Laser」
  • 「ZenFone 2 Laser」
  • 背面に配置されたボリュームボタンの使い勝手が良い
  • 電源ボタンは上部に配置
  • ZenFone 5(右)との比較。一回り小さくなっている
  • 多彩なカメラ機能
  • 背面カバーを開けるとデュアルSIMスロットが
  • 評価の高いZen UI
  • マニュアル撮影モードでは細かい設定が可能
 特定の通信キャリアに縛られずに利用できるSIMフリースマートフォン市場が盛況だ。大手通信キャリアから発表されるキャリア端末の種類が年々減少傾向にある中、MVNO(仮想移動体通信事業者)が提供する格安SIMサービスとのセット販売などもあり、存在感が高まっている。

 特にファーウェイやASUSといった海外メーカーはこの分野に力を入れており、日本においても続々と新端末を発表している。今回は、先月ASUS JAPANから発売されたばかりの「ZenFone 2 Laser」を入手したので簡単なインプレッションをお届けしたい。

■「ZenFone 5」の後継機はどこが進化したのか?

 “Zen”シリーズの最新機種となる「ZenFone 2 Laser」は、昨年発売された「ZenFone 5」の後継的な位置づけの端末。ASUSによる直販価格は30,024円。そのほか、DMM mobile、楽天モバイル、IIJ mio、NifMo、BIGLOBE LTE・3Gといった格安SIMサービスが取扱いを開始している。なお、今回はNifMo版を購入した。NifMoの通信速度についても調査して、次回記事でお知らせできればと思う。本稿では主に「ZenFone 5」から進化したポイントに絞って、「ZenFone 2 Laser」の機能や使い勝手をお伝えしていく。

■同インチながら、持ちやすさ・操作性ともに向上

 外観的な部分について、ディスプレイは1280×720ドットの5インチIPS液晶。「ZenFone 5」は、Corning Gorilla Glass 3を採用していたが、「ZenFone 2 Laser」ではCorning Gorilla Glass 4にグレードアップされた。端末サイズは143.7×71.5×3.5mm、145g。ディスプレイサイズと重さは「5」と同等。ただし、狭額縁化が進んだことで本体は一回り小さくなっており、背面が丸みを帯びたデザインになったことで手にフィットしやすく、持ちやすさは確実に向上している。

 「5」では本体側面に配置されていた電源ボタンとボリュームボタンは、それぞれ上部と背面に再配置された。これによりボタンの押し間違いが無くなり、何よりボリュームボタンが背面にきたことで片手での操作がぐっとやりやすくなっている。電源ボタンは上部に配置されたため片手で操作するには少し距離があるが、そこは画面をダブルタップでスリープモードを解除できる「ZenMotion」という機能が解決してくれる。「ZenMotion」にはこのほか、特定のアルファベットをスリープ時に指でなぞることでアプリが立ち上がる機能がある。たとえば“C"となぞるとカメラアプリが一発で立ち上がるといった具合だ。画面の表示領域を小さくする「片手操作」モードも存在するが、個人的には通常モードで問題なく、特に必要性を感じなかった。

■画素数、フォーカス速度など大きく進化したカメラ機能

 次に、大きく進化したのがカメラ機能。画素数は「5」が800万画素/200万画素(背面/前面)だったのに対し、1300万画素/500万画素と向上。さらにASUSがレーザーオートフォーカスと呼ぶ機能により、フォーカススピードが上がっている。体感では「5」と比較して半分くらいの時間でフォーカスしてくれる印象で、ストレスなく撮影できる。「美人エフェクト」や「GIFアニメーション」「単焦点」といった多彩なカメラ機能はそのまま引き継がれており、新たに加わった「マニュアル撮影」機能では、ISOやホワイトバランス、EV値などを細かく手動で調整可能。筆者はついついスマホに任せてオートで撮影してしまうが、細かいこだわりがあるユーザーには嬉しい機能だろう。

 今回から背面に配置されたボリュームボタンだが、カメラ起動時にはシャッターもしくはズームボタンとして機能する。片手で操作する際にはこれをシャッターボタンにしておくと、思いのほか使い勝手が良かった。ディスプレイ下部にあるシャッターボタンを親指で押すよりも操作しやすいし、自撮りの場合は手を伸ばしているのでなおさら背面の方が押しやすい。

 さしあたって大きな影響があるわけではないが、対応するLTEの周波数帯が増えたことにも注目したい。「ZenFone 2 Laser」の対応しているLTE Bandは2100MHz(1)/1800MHz(3)/850MHz(5)/800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9)/800MHz(18)/800MHz(19)/700MHz(28)。この内ドコモネットワークで利用されているのはBand 1、3、19、28で、28が今回から追加された。Band 28はまだ一部の地域で基地局整備が始まったばかりで、今後のエリア拡大が気になるところ。また本機はデュアルSIMスロットを備えていることも特徴のひとつ。同時待受けはできず、切り替え式ではあるが、仕事とプライベートの番号使い分けや海外での利用など工夫して様々な用途に使うことができる。ネットワーク面でもうひとつ付け加えるなら、Wi-Fi通信で11ac規格に対応していないのは少々残念なところ。

 その他スペックをまとめると、OSは最新のAndroid 5.0.2、CPUは1.2GHzクアッドコアのSnapdragon 410。RAMは2GB、ROMは16GB(楽天モバイル限定で8GBモデルもある)。バッテリーは2,400mAhで約300mAh増加し、待ち受け時間は伸びている。カラーはブラック・ホワイト・レッドの3色。独自のZen UIや文字・アイコンを大きく表示する簡単モードなども健在。「5」からの派手なアップグレードはないが、細かい部分で洗練され確実に使いやすくなっており、3万円前後という価格を考えても完成度の高い端末と言えるだろう。
《白石 雄太》

関連ニュース

特集

page top