災害に強い地域通信ネットワークの実証実験、日本ユニシスが長野・塩尻市で開始 | RBB TODAY
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災害に強い地域通信ネットワークの実証実験、日本ユニシスが長野・塩尻市で開始

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NerveNetを活用した平時と緊急時&災害時の利用イメージ。同社では塩尻市と松江市などで本技術を使った実証実験を行っている(画像はプレスリリースより)
  • NerveNetを活用した平時と緊急時&災害時の利用イメージ。同社では塩尻市と松江市などで本技術を使った実証実験を行っている(画像はプレスリリースより)
  • 今回の実証実験が行われた塩尻市内のデジタルサイネージの設置マップ。塩尻市でのこの実証実験は、自治体や企業の視察も受け付けている(画像はプレスリリースより)
 日本ユニシスは25日、災害に強い地域通信ネットワークの実証実験を長野県塩尻市で開始した。

 メッシュ型地域ネットワーク(NerveNet)を使い、塩尻市から市民へ行政情報や災害情報などを情報配信し、その効果を検証する。

 平時のインターネット利用可能時における情報配信システムの効率化、既存情報の活用促進と、緊急災害時にインターネットが利用できなくなった際の情報伝達手段の強化などをテーマに実証実験を行う。

 インターネットや携帯電話などの通信が使用できない時でも、NerveNetにより行政情報や災害情報の伝達を行い、塩尻市内の複数個所に設置したデジタルサイネージを通じて情報発信を行う。

 NerveNetは基地局同士が相互に無線接続されるネットワークで、既存の携帯回線や電話網が使用できなくなった際でも短時間に無線ネットワークを構築できるもので、災害時をはじめとして地域振興に活用することが期待されている、

 実証実験での情報発信の内容は、現在時刻、天気予報、塩尻市の観光名所、バスの時刻表、塩尻市からのお知らせ、緊急告知、防災情報などとなっている。

 同社では2016年度以降に、自治体や企業がNerveNetを活用したアプリケーションやプラットフォームを実用化することを目指している。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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