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「セキュリティ用ネットワークカメラのフラッグシップ機」……ソニーが4K対応の新モデル発表

エンタープライズ セキュリティ
今回発表されたドーム型の4K対応ネットワークカメラ「SNC-VM772R」(写真左)と同製品に使われている1.0型大判イメージセンサー(写真右の丸囲み)。8月20日に発売予定されメーカー希望小売価格は358,000円(撮影:編集部)
  • 今回発表されたドーム型の4K対応ネットワークカメラ「SNC-VM772R」(写真左)と同製品に使われている1.0型大判イメージセンサー(写真右の丸囲み)。8月20日に発売予定されメーカー希望小売価格は358,000円(撮影:編集部)
  • 本製品の設計思想やコンセプトなどを説明するソニーのIP&S プロフェッショナル・ソリューション事業本部、ビジュアルセキュリティ・ソリューション事業部 商品企画部統括課長の喜多村悠氏(撮影:編集部)
  • 「SNC-VM772R」が持つ低照度撮影能力のデモ。肉眼ではハッキリと確認できない場所(丸囲み部分)にいる人も「SNC-VM772R」なら映し出すことができる(撮影:編集部)
  • 「SNC-VM772R」(左)と同社のFullHD解像度のカメラ(右)の実映像を使った比較。写真では分かりにくいが、街路樹の葉っぱや地面のタイトルなど4Kの方が鮮明に描写されていた(撮影:編集部)
●ハイエンドな4Kネットワークカメラとしての各種機能

 既に流通している4Kネットワークカメラの価格帯と比較すると、「SNC-VM772R」は、メーカー希望小売価格が358,000円と決して安くはないが、この点に関して、同社は「セキュリティ用のネットワークカメラのフラッグシップ機という位置付け」だと説明する。

 実際、4Kネットワークカメラと言われるものでも、ハイエンドモデルと普及価格モデルに二分することが可能で、使っている映像センサー、レンズ、各種部品、搭載している機能によって価格差は当然出てくる。

 「SNC-VM772R」を細かく見ていくと、冒頭でも説明した通り、イメージセンサーに大判のものを使うことで、普及価格モデルで課題となっていた低照度撮影を可能とし、映像に出るノイズを低減している。また、普及価格モデルを中心に指摘されていた周辺画像のピントの甘さという部分も、レンズと信号処理を最適化することで解消。さらに、機能面では、犯罪の証拠映像として使われることを想定し、静止画での記録に関しては20メガピクセルでの保存も可能となっている。

 ほかにも昼夜の違いや天候の違いが出た時に自動で撮影設定を最適化する「インテリジェントシーンキャプチャー」を搭載することで、気象条件や光線条件に左右されることなく、高精細な映像監視が行える。

 説明会では、本機能を使っている時と、使っていない時の映像を並べて表示していたが、肉眼でハッキリとした違いが実感することができた。なお、導入については、4Kの高解像度を活かした屋外での広域監視といった用途が想定される。

 「SNC-VM772R」は、8月20日に発売予定。有効画素数2,000万画素で、2.9倍ズームレンズ(光学2.9倍)を使っており、焦点距離はf=8.8mm~27.5mm。本体重量1.9kg(ブラケット含まず)、本体外形寸法は、直径190mm×高さ146.7mm(突起物含まず)、防塵・防水規格はIP66に準拠。Day&Night機能、動体検知機能、エッジストレージ機能、赤外線照射機能なども備える。

 
《防犯システム取材班/小菅篤》
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