「OHaNAS」は16cm立方のヒツジ型ロボット。本体を直接インターネットにつなぐことはできないため、ドコモの意図解釈、シナリオ対話など機能を持った各種クラウドサーバーに接続するためには、LTE/3G通信機能を備え、無料の専用アプリをインストールしたスマホやタブレットにBluetoothでペアリングしておかなければならない。OHaNAS本体にはマイクが内蔵されているので、話しかけるときには直接OHaNASに向かって発話する。Bluetoothの通信範囲であれば、スマホは近くになくても楽しめる。通信回線はドコモ以外のものでも大丈夫だが、iOS 8/Android 4.3以上のプラットフォームが導入されたスマホ、タブレットが必要だ。
コミュニケーションをスタートする際にはOHaNASのおでこの辺りに内蔵されているタッチセンサーで機能を起動。目の位置のLEDが青色に点灯したら話しかける。目の色は本体のステータスに合わせて8色に変化する。耳とへその部分にはリボンを付けたり、デコレーションが可能。底部には「ゆらゆらセンサ」と呼ばれるモーションセンサーが内蔵されており、本体を持ち上げて“だっこ”すると喜んだり、揺らしてみると“ゆらさないでよ~”と嫌がったりもするという。
おしゃべりは今日の天気を教えてくれたり、料理の献立を一緒に考えてくれたりする。NGワードの設定機能もあるので、子どもが使用しても安心だ。他にも俳句やしりとり、なぞなぞができたり、5つのプリセットされた歌を歌うこともできる。Bluetoothスピーカーとしても使えるので、スマホに保存してある音楽をOHaNASから呼び出して再生するといった楽しみ方が可能だ。
本日の発表会場にはオハナスの実機も展示されていたが、プロトタイプでの実演だったため、まだ十分に実力を発揮できていなかった様子。OHaNASがどんなふうに動くロボットなのか、発表会の壇上で実施されたデモンストレーションの模様はこちらの動画(https://www.youtube.com/watch?v=Sh5RuL4X5W8)で確認してみてほしい。