御嶽山の調査にも導入、amuse oneselfが国産の産業用8発ドローンを展示 | RBB TODAY
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御嶽山の調査にも導入、amuse oneselfが国産の産業用8発ドローンを展示

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amuse oneselfが開発した産業用の8発ドローン
  • amuse oneselfが開発した産業用の8発ドローン
  • プロペラガードが付いているが、これが着陸時に垂直に回転して肢になるユニークな構造
  • プロペラガードが肢になったところ。この機構は同社の特許になっているそうだ
  • 上下に2つのプロペラが付いており、合計で8発のドローンになっている
  • 下から見たところ。無駄なものは一切出ていない。すべてがカバーに収納されている
 幕張メッセで開催された「第1回 国際ドローン展」では、数多くのドローンが展示され、そのほとんどが4発機あるいは6発機モデルだった。しかし、国産でドローンを一から開発・設計しているamuse oneselfは、産業用の8発機を展示した。

 通常の4発機の場合、どれか1つのプロペラが故障すると、うまく飛べずに墜落するリスクを抱えている。6発機では故障しても飛べるが、やはり安定性に欠ける面がある。しかし8発機では、どこかが故障しても安全に飛べるという構造上のメリットがあるのだ。

 同社のドローンは、4方向に上下2つのプロペラが付いており、プロペラガードが着陸時に垂直に動いて肢になるユニークな構造。これは同社の特許だという。またプロペラガード&肢の部分には、走査するLED照明も取り付けられており、着陸時と離陸時で異なる速さで「流れる光」を発する仕組みだ。

 シンプルでスタイリッシュなデザインになっており、GPSやフライトコントローラー、配線などが、すべてのパーツはカバーのなかに収まっている。カメラは下部ポールのアタッチメントに取り付ける形だ。バッテリー、機体重量を含まないペイロードは約3kgほどで、40分から50分程度の連続飛行が可能だという。

 具体的な用途としては、主に災害時の調査や偵察、測量などに用いられている。すでに火山爆発した御嶽山や木曽川水域の調査などで投入された実績がある。基本的は機体と、3Dモデリングが可能な解析ソフトをセットにして販売しているそうだ。
《井上猛雄》
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