-40から+70度対応の屋外監視カメラ用スイッチ……トランジション | RBB TODAY
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-40から+70度対応の屋外監視カメラ用スイッチ……トランジション

エンタープライズ セキュリティ
今回展示されていた産業用スイッチ「SISPM1040-384-LRT」。データの伝送容量が大きい光ファイバに対応したSFPポートを備えているため、高解像度化が進むネットワーク監視カメラ業界でも注目したいスイッチだ
  • 今回展示されていた産業用スイッチ「SISPM1040-384-LRT」。データの伝送容量が大きい光ファイバに対応したSFPポートを備えているため、高解像度化が進むネットワーク監視カメラ業界でも注目したいスイッチだ
  • 展示されていた光ファイバのリング接続による冗長ネットワーク構成。屋外監視カメラネットワークの安定した運用ができるソリューションとなる。遊園地などの広大な屋外施設での導入実績があるという
 東京ビッグサイトで本日10日まで開催されている「Photonix2015」において、トランジション・ネットワークスはPoEプラス規格対応の産業用スイッチ「SISPM1040-384-LRT」を展示した。

 同社のブースでは、活用事例の1つとして屋外用監視カメラのスイッチとして使用するソリューションを紹介。「SISPM1040-384-LRT」は、PoE+対応のLANポートが8つ、SFPポート(光ファイバ用のポート)を4つを備えていることから、今回の展示では、PoE対応のネットワークカメラにLANケーブルでつなぎ、電力とデータのやりとりを行わせ、別の場所にある複数のネットワークカメラとは光ファイバを使ってリンクさせるネットワーク構成を行っていた。

 ネットワークカメラの屋外設置においては、PoE対応のスイッチを使うことで設置場所の選択肢が増えるワケだが、日本では屋外の過酷な温度環境を想定した製品があまり普及していなかった。仮に屋内用の動作温度のスイッチで代用させた場合は、極度な高温や低温になった際にきちんと撮影や記録ができない危険性が想定され、セキュリティ用途で使用するには十分でなかった。

 「SISPM1040-384-LRT」は防水ではないので、屋外使用をする場合には箱に入れて運用する必要があるが、-40度から+70度までの動作温度なので、寒暖差が激しい屋外設置にも適している。

 また、スイッチの底部と上部に冷却用の通気口があり、ファンを使わずに底部から冷たい空気を取り入れ、上部から熱を帯びた空気を自然排出するため、ホコリが入りにくい構造になっている。各LANポートは最大30w供給する仕様で、計8ポートで最大240wまで供給可能。既に遊園地の監視カメラや道路監視システムでも採用され、実績を積んでいるとのこと。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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