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新時代のdTVが発進……1000万人ユーザーを目指す

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NTTドコモとエイベックス通信が発表
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  • 「dビデオ MIKATA Conference 2015 映像のミカタを考える。」
  • 「dビデオ MIKATA Conference 2015 映像のミカタを考える。」
  • エイベックス通信放送の千葉龍平氏
  • NTTドコモの中山俊樹氏
  • 新時代のdTVが発進……1000万人ユーザーを目指す
  • 「dビデオはこれからも進化を続けていく」(中山氏)
  • エイベックス通信放送の村本理恵子氏
 山下氏は「いつでも視たい動画が決まっているわけでない。そこでレコメンデーション機能を用意した。これはフィルムアナリストの分析や、ユーザーの視聴データ(視聴時間、視聴履歴、性別、年代)などをベースに、独自エンジンによって自動的にユーザーの好みに合った作品をチョイスしてくれるものだ。気がつくと大好きなアーティストの音楽や映画が流れている」と述べた。

 もう1つの目玉は、自宅のテレビに映して視聴できる専用アダプター「dTVターミナル」の発売だ。スマホで使えるザッピングUIにも対応し、難しい設定もなく、専用リモコンで簡単に操作できる。外出中にスマホやタブレットで視ていた作品の続きを、帰宅後にテレビの大画面で視聴できる。今回の発売を記念し、dTV×dTVターミナル・スタートキャンペーンも実施。新作レンタルクーポンを30万名にプレゼントするという(毎月1枚・最大12ヵ月)。

 次にエイベックス通信放送の村本氏が再登場し、新しいプレミアムコンテンツについて紹介した。いくらUIや付随機能が便利になっても、やはり肝心のコンテンツが良くなくてはダメだ。そこで新しいコンテンツ制作も進めているという。「dTVでは他で見られない圧倒的なコンテンツを提供します。たとえばイタリアの巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督や、世界で活躍する紀里谷和明監督による撮り下ろし作品など、グローバル基準のプレミアムプロジェクトを立ち上げました。有名な監督が我々の配信プラットフォームに関心を持ってくれました」と自信を見せた。

 またdTVの意欲作として、国内では岸田國士戯曲賞を受賞した三浦大輔監督(劇団ポツドール主宰)が舞台では見られないコンテンツを提供。国際的な映画賞を数多く受賞している落合賢監督は、相撲部を舞台にしたユニークなミュージカル「どす恋ミュージカル」という作品を手がけている。実写版映画と連動したオリジナル作品/Beeマンガとして「進撃の巨人」や、映画連動のオリジナル作品「Zアイランド~関東極道炎上篇~」なども配信する。

 もちろんdTVでなければ視られないアニメも多くある。今回からアニメタイムズ社とパートナーシップを組み、小学館、集英社、講談社などの人気アニメも続々提供していく方針だ。これまで海外ドラマは約320シリーズ以上あるが、さらに最新海外ドラマを提供するためにFOXチャンネルとも提携し、この5月からテコ入れするそうだ。「また新ジャンルとして、ノベルとシアターもラインナップに加えました。ノベルは小説を見て楽しめるコンテンツで、いま角川が開発中です。一方、シアターは舞台作品を楽しめるように、著名な演出家の作品の配信を予定しています」(村本氏)。このように今回の発表会では、コンテンツの拡充・強化に力点が置かれていたように感じられた。

 最後に村本氏は、今後の事業方針についても簡単に触れた。「dTVは、キャリアフリーかつデバイスフリーのサービスです。現在の会員は460万人ですが、これからもdTVを進化させています。そしてdTVをもっと多くの人たちに使っていただきたい。我々は日本最大の会員数を目指します。個人的な思いとして、1000万人超を実現したい。そのために新たな販売接点の開発も考えながら開拓中です」と意気込みを語った。

 なお、発表会のサプライズとして、今夏に公開される実写版映画「進撃の巨人」と連動した新作ドラマの製作発表会も行われた。このドラマに出演する豪華キャストとして、石原さとみ、平岡祐太らも登壇し舞台挨拶を行った。
《井上猛雄》
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