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米国のデジタル視聴、ここ1年でスポーツジャンルが大幅拡大

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一人あたりの月間平均ストリーミング視聴時間
  • 一人あたりの月間平均ストリーミング視聴時間
  • 熱狂的なスポーツファンが、全体の視聴時間を増加させている
  • W杯での視聴動向
 ニールセンは17日、米国市場でのメディアにおけるスポーツコンテンツの視聴動向について、2014年版レポートを公開した。米国のテレビ、インターネット、ラジオにおける動向をまとめた内容だ。

 それによると2014年は、とくにデジタル動画視聴が大きく成長し、またスポーツ関連のコンテンツが大きな伸びを示していたという。2014年第2四半期(4~6月期)において、デジタル動画を視聴している人は、13~34歳で53%、35~49歳で80%、50~64歳で60%と急拡大している。

 一人あたりの月間平均デジタル動画視聴時間(ストリーミング)は、2013年第4四半期(10~12月期)では最高「39.6分」だったが、2014年に入ると、4月(NBAプレーオフや大学バスケットボール決勝が開催)には「68.4分」、7月(W杯開催)には「76.6分」まで拡大した。W杯時期の2014年第3四半期(7~9月期)に、スマートフォンまたはPCからスポーツコンテンツを視聴した人は7,000万人だった。スポーツコンテンツ視聴者の上位20%の視聴時間は、全体の85%を占めており、上位21~40%が視聴する時間と比べて8倍以上の長さ。熱狂的なスポーツファンが、全体の視聴時間を増加させている。

 イベント単位では、ソチ冬季オリンピックのデジタル視聴時間やユニーク視聴者数は、2010年のバンクーバー大会から3倍以上となった。W杯のモバイルでのストリーミング視聴は、前回大会に比べてUNIVISIONでの視聴者数は4倍超に伸び、WATCH ESPNでは視聴時間が3倍以上に伸長していた。
《冨岡晶》
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