今回発表された「Sailfish OS 2.0」では、インテルのAtom ×3 processorをサポートしたほか、UIに関してはよりシンプルに改善し、簡単なスワイプ動作でメインの機能を行き来できるようになった。また従来から備えていたAndroidアプリケーションとの互換性がさらに強化されているという。そしてSailfish OS 2.0を搭載したJOLLA TABLETは7.85インチIPSディスプレイで解像度は330ppi、ROMは32GBもしくは64GBで、いずれもRAMは2GB。本体重量は384g、薄さは8.3mmで、4450mAhのバッテリー容量となっている。
今回の発表にあわせて、Jollaは、OEMやODM、インターネットのリーディング企業、Eコマース企業やコンテンツプレイヤーに対してSailfish OS allianceへの加入を呼びかけた。同allianceに加入すると、Sailfish OSの柔軟性や多様な特徴を全て用いて独自のモバイルサービスを開発する権限が得られるという。この呼びかけには、欧州以外の地域のインターネット企業も含まれており、その中でも特にロシア、インド、中国、そして日本については十分に大きな市場規模をもっており、自分たち独自のモバイルエコシステム構築への興味も強く持っているはずだと強調した。