東京マラソンでバナナ2種類を配布……異なる機能性 | RBB TODAY
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東京マラソンでバナナ2種類を配布……異なる機能性

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東京マラソン公認バナナ「極撰」(左)「スポーツバナナラカタン」(右)
  • 東京マラソン公認バナナ「極撰」(左)「スポーツバナナラカタン」(右)
  • バナナ配布ポイント
 22日に開催される「東京マラソン2015」。スポーツメーカー、飲食品メーカーなど、さまざまなグループがサポート予定だが、ドールは今年も協賛。公認バナナ「極撰(ごくせん)」と「スポーツバナナラカタン」9万6000本を無償提供するという。

 「東京マラソン2015」の参加者は約3万6000人とみられる。これに対し、「極撰」をスタート地点およびコース上の4ヵ所で、さらに「スポーツバナナラカタン」をフィニッシュ地点で配布する予定だ。2種類の公認バナナだが、なぜ2種類なのか、なぜ配布場所が異なるのか。それは、その「機能性」が異なるためだ。

 アスリート向けの「補食(ほしょく)」の定番となっているバナナだが、消化されやすい単糖類のブドウ糖や果糖、少しずつ消化される少糖類のショ糖やオリゴ糖、さらに消化されにくい多糖類の食物繊維やデンプンなど、多様な糖質が含まれているのが特徴だ。これらの糖質は、その種類によってエネルギーに変わる速さが異なるため、バナナが「即効性と持続性」を併せ持つ食品となる。また、筋肉のけいれんを防ぐ働きがあるマグネシウム、疲労回復に貢献するクエン酸も、多く含まれているのもポイントとなっている。

 レースでは何を食べるかだけではなく、いつ食べるかというタイミングや、スタミナ切れしないよう上手に補食を摂ることも重要だろう。そこでドールは、ランナーの補食の目的に合わせ、機能性の異なる2種類のバナナを用意したとしている。

 「極撰」は、ドールが研究・開発した100種類以上のバナナのなかから、1種類のみを選び、昼夜の寒暖差の大きい標高500m以上の高地で、約1年以上かけて育てたバナナ。甘み・香り・食感において品質が高く、ブドウ糖・果糖・ショ糖の3種類の糖を含んでいる。すでに2012年大会から「東京マラソン公認バナナ」として採用されている。

 一方の「スポーツバナナラカタン」は、小ぶりで果皮は濃い黄色、果肉はオレンジかかった白で、コクが深く甘酸っぱい味が特徴。一般的なバナナよりも約1.5~2倍のクエン酸を含んでいる。

 スタート前とランニング中は、エネルギー補給と集中力アップのために「極撰」を、ゴール地点では、疲労回復と消費したグリコーゲンの補給を促進する「スポーツバナナラカタン」を配布、ランナーをサポートするという。

 これについて、管理栄養士の足立香代子氏は、まず「東京マラソンは朝7時集合と朝が早い。前日の夕食で糖質(炭水化物)とたんぱく質の高い食事を摂り、当日は4時頃に起きて、補食を摂る感覚でおにぎりやバナナ、ヨーグルト、チーズなどをちょこちょこ食べてください」とアドバイス。

 そして「スタート会場に集合したら、スタートの1時間~30分前を目安に バナナを食べましょう。筋肉のエネルギー源となるBCAAの血中濃度が上がるのは摂取後30分と言われています」とタイミングを解説する。

 スタートしてからは「走っている途中で固形物をとると、胃の負担になるし、消化もされにくいのでは、と思っている方が多いのですが、バナナは食べてから約20分で消化されると言われるほど消化吸収がスピーディーで、レース中の補食に適した果物です」と指摘。
《冨岡晶》
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