とにかく関心を持ってもらう……スマホアプリ「地震津波の会」 | RBB TODAY
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とにかく関心を持ってもらう……スマホアプリ「地震津波の会」

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ウェザーニューズ社減災プロジェクトリーダーの宇野沢達也氏
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 ウェザーニューズが2013年春から提供しているスマホアプリ「地震津波の会」に、新コンテンツ“地震予測情報”が追加された。「地震津波の会」アプリについて、ウェザーニューズ社減災プロジェクトリーダーの宇野沢達也氏に聞いた。

 「まず『地震津波の会』とはどんなものかというと、災害発生時など、アクセスが集中する瞬間も、専用サーバーによって必ず繋がることがウリの、地震・津波関連スマホアプリです。どんな状況でも迅速に必要な情報へアクセスでき、ユーザーとのコミュニケーションによって、ユーザーと情報提供元がいっしょになって『減災』に向けて取り組める。そんなアプリです」と宇野沢氏。

 地震や津波の情報を発信するだけのアプリではなく、ユーザーの声を反映させ、自分の身を積極的に守るための“自助ポータル”が「地震津波の会」だ。今回の機能追加について宇野沢氏はこう説明する。

 「新コンテンツ“地震予測情報”が追加された点です。われわれウェザーニューズは、独自の地震予測は行っていませんが、各研究所や各企業などが提供している地震予測情報を、『地震津波の会』のなかでまとめて“紹介する”というかたちです。いろいろな見方や予測の仕方がありますが、それらをユーザーが選んで、自分の身を守るために役立ててもらうという流れです」(宇野沢氏)

 その第一弾は、電磁波ノイズを収集・分析することで地震の発生を数日前から予想する、地震予知情報配信サービス「くるかも」の情報提供。「こうした予測配信サービスは、精度などの課題も見られるが、災害に対するユーザーの心構えや意識が向上し、備えや対策へと動く『自助』が大事だと思っています。ユーザーと情報提供元の双方向性をいかして、今後もこうした地震予測情報サービスの提供数を増やしていきたい」と宇野沢氏は言う。

 同社は、この「地震津波の会」の年会費などによって、日本沿岸に世界初の「津波レーダー」の設置をすすめてきた。「現在28か所の設置が完了したが、今後は沿岸に拠点を置く企業などと連携して、設置場所の交渉などにもこの『地震津波の会』を介してコミュニケーションをとっていきたい」と宇野沢氏は話していた。

 「地震津波の会」は年会費2962円(GooglePlay)~3100円(AppStore)。iPhone版では“1か月間無料お試し利用”も実施。個人・法人のユーザーを増やし、その声を反映させながら、年会費収益などでコンテンツ拡充、インフラ整備をすすめていくという。

 宇野沢氏は最後に、「世代もエリアも限定せず、とにかく地震や津波に関心を持ってもらい、自分の身を積極的に守るという意識が高まればうれしい。基本は、明るく楽しく真剣に、肩の力を抜いて減災を、ですね」と語っていた。
《大野雅人》
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