待ち合わせ場所100カ所で iPhone速度測定…ソフトバンクが上下とも最速 | RBB TODAY

待ち合わせ場所100カ所で iPhone速度測定…ソフトバンクが上下とも最速

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iPhone 5c
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  • 下り通信速度(ダウンロード速度)
  • 上り通信速度(アップロード速度)
  • LTEエリアカバー率
  • 地点別測定結果
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 外で知人と待ち合わせする際、携帯電話は必須だ。到着が遅れることを伝えたり、雑踏の中で相手を見つけるために現地でやり取りしたり……。ICT総研(東京都千代田区)は、東京都内の待ち合わせ場所100地点における新型 iPhone電波状況実測調査の結果をまとめ、10日に発表した。

 今回の調査は、3キャリア出揃った新型 iPhone(iPhone 5c)での電波状況比較を目的とした。スマートフォンのトラフィックが密集する地点として、東京都内の主要な「待ち合わせ場所」100地点を測定地点に設定した。この100地点で、LTEエリア比率、データ通信速度の実態を調査した。

 調査手法は、通信速度測定アプリ「RBB TODAY SPEED TEST」を利用して、1地点あたり下り通信速度、上り通信速度を各3回ずつ測定し、その平均値を採用した。調査期間は9月20日から10月4日まで。測定の際は、実効速度の上限を調べることを意識したため、繁忙時間帯(7~9時、12~13時、17~20時)を除いた。これにより、地点ごとの現実的な実効速度のベストエフォート値を示せたと考えられる。

■下り速度トップはソフトバンク

 実測の結果、下り通信速度(ダウンロード速度)で1位となったのはソフトバンクだった。下り通信速度21.91Mbpsと、今回の調査で唯一20Mbpsを超えた。次点は18.79Mbpsを記録したau、NTTドコモは16.20Mbpsで3位となった。ソフトバンクは上り通信速度(アップロード速度)でも11.02Mbpsで、3キャリア中トップだった。ソフトバンクは、ともに5MHz幅であった2.1GHz帯と1.7GHz帯のLTE網を、それぞれ10MHz幅に倍増させることで通信速度を倍速化させる、「倍速ダブルLTE」化を、新型 iPhone発売の9月20日に間に合わせて整備してきた。これが奏功したと見られる。

■auは上りでトップに肉薄

 auは、下り通信速度18.79Mbps、上り通信速度11.01Mbpsと安定した速度を見せ、ともに次点となった。上り通信速度はトップのソフトバンクに肉薄している。auは、前機種 iPhone5では2.1GHz帯のLTE網しか使えず、LTEカバーに課題があるとされてきたが、新型 iPhoneでは同社のメインバンドであるプラチナバンド帯(800MHz帯)のLTE網に対応する。「800MHz帯LTEの全国実人口カバー率は現時点で97%」と同社は公表しており、今回の調査でも電波状況の改善が確認できた。

■NTTドコモは下り、上りともに3位

 NTTドコモユーザーに待望されていたNTTドコモ版・新型 iPhoneだが、下り通信速度16.20Mbps、上り通信速度4.98Mbpsと、ともに3キャリア中3位だった。ICTによると、Xi契約数が急増しており、人口密集地で回線混雑が起きていると考えられるものの、過去の調査と比べて、確実に速度が改善していることは実感できた。

■LTEエリアは差が付かず

 新型 iPhoneでのLTEエリアカバー率は、ソフトバンク、auがともに100%、NTTドコモが99%と、差が付かなかった。

 今回、NTTドコモから初めて iPhoneが発売され、auは iPhoneとして初めてプラチナバンド帯(800MHz帯)のLTE網に対応し、ソフトバンクモバイルはネットワークの「倍速ダブルLTE」化で対抗する構図となった。キャリア選択時の差別化要素としてネットワークインフラの部分が今まで以上に注目されてきている。ICTは、今回の調査でも、各キャリアのネットワーク増強の取り組みは大いに実感できたという。
《高木啓》

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