【インタビュー】ネットで買い物するように仕事探しを……女性向け求人サイト、誕生秘話 | RBB TODAY

【インタビュー】ネットで買い物するように仕事探しを……女性向け求人サイト、誕生秘話

エンタメ その他

平澤優衣氏
  • 平澤優衣氏
  • 20代女性スタッフ中心に立ち上げた「RUN-WAY」
  • 古瀬一臣氏
  • 企画会議も若いスタッフの発想、感性で活発に意見交換
  • PCサイトTOP
  • 「いまの私検索」画面(スマホサイト)
 現在、安倍首相が掲げる成長戦略の3本の矢のひとつである成長戦略の中核は「女性の活躍」と言われ、女性の雇用に期待がかかっている。けれど、結婚、出産、育児……女性が働き続けるには、日本の社会はまだまだ厳しい環境なのが実状だ。しかも、産休や育児休暇でブランクがあると、かつてのようにバリバリ働けない……なんてことも。女性が自分に合った仕事を探すにはどうしたらいいの? そんなときのお助け求人サイトが、ノンキャリアの女性向け求人サイト「RUN-WAY」。“いま現在の私”にはどんな仕事が合うのか、自分に向いているのはどんな仕事なのか、女性の目線に経った検索方法で女性の雇用を支援する“女性専用”というのが「RUN-WAY」の特徴だ。この「RUN-WAY」を企画したアウローラの代表取締役 古瀬一臣氏と企画部 平澤優衣氏に開発秘話と女性の働き方について話を聞いた。


──「RUN-WAY」を立ち上げた経緯から聞かせてください。

古瀬氏:6年ほど前から原案はありました。その頃からすでに少子高齢化が及ぼす経済問題が取り上げられていましたが、「RUN-WAY」を立ち上げたのはそれだけが理由ではなく、漠然と仕事探しに困っている女性が多かったんです。その人たちの就職をなんとか手伝いたいと思ったのがそもそものきっかけです。

平澤氏:現在は、安倍首相が育休3年、待機児童ゼロなどを成長戦略として打ち出していますし、購買決定権も女性にシフトしている時代です。しかも、女性はきめ細やかな気配りができ、粘り強さもあり、業務効率に対するシビアさもある。そういう女性のメンタル面の強さは、会社を支える大きな力になると思うんです。でも、働きたいという女性が増えていて、女性の力を借りる時期でもあるのに、残念なことに女性雇用を促進していない企業が多いのが現状です。その現状を何とかしたいと思い、20代の女性スタッフを中心に女性のための求人サイトを立ち上げました。

──「女性による、女性のための」求人サイトというわけですね。

平澤氏:はい。現在は女性10名ほどで企画・運営しています。それぞれが個々に意見を出し合い、自由な発想と若い感性を大事にしています。

──スタッフが若いということは若い世代がターゲットですか?「ノンキャリアの女性のため」という点についても詳しく聞かせてください。

平澤氏: 10~20代前半の若い世代に向けていますが、20代前半で子供を産む人もいるので、出産や育児でブランクのある人や子育てをしながら働く人もターゲットですね。

古瀬氏:アンケートをとってみて分かったのは、働きたいと思っている女性がとても多いことです。けれど、その多くが、自分はどんな仕事をしたらいいのかわからない、どうやって自分に合った仕事を探せばいいのかわからない、仕事と出会うまでで悩んでいるんです。逆に、資格があれば働けるんじゃないかと思っている人もいますが、企業側からすると資格どうこうではなく、それ以外で人材を求めていることもある。なので、自分にとっての仕事が見つからない人すべてがターゲットです。企業側には「女性採用を見直しましょう」と提案し、ユーザー側には「みんなにだってできる仕事はたくさんあるんだ」ということを伝えていきたいんです。

──自分に合った仕事が見つかる場所が「RUN-WAY」ということですね。サイトを見て驚いたのが、求人サイトには見えないデザイン性。とてもお洒落ですね。

古瀬氏:そうなんです。一番こだわったのは、サイトのデザイン性です。女性はかわいいものに目を止めるので、たまたまサイトを見かけた人も求人の検索をしてもらえるような、アパレルサイトと同じように楽しく見てもらえるようなデザインになっています。仕事を探すことはついネガティブになりがちですが、ポジティブな気持ちで楽しく探してほしいという意図からデザインにはこだわりました。

平澤氏:求人サイトではありますが、色合いがピンク系だったり、女性らしさを大事にしています。あとは「いまの私検索」の項目に関してもかなり議論を重ねました。いわゆる求人誌は簡単な求人内容が載っているだけで、どういう会社なのかまでは書いていないものが多いので、「RUN-WAY」ではどんな会社なのかを詳しく載せています。また、「いまの私検索」で会社を絞り込んでいくチェック項目には、育児休暇や服装や髪形の自由に至るまで女性目線の項目がたくさんあるんです。

古瀬氏:それをチェックしていく作業は、まるでネットで買い物をする感じというか、ネットショッピングの特性を活かしたつくりになっています。そんなふうに楽しみながら自分に合った会社を絞り込めるように探せるのも「RUN-WAY」の特徴ですね。メインターゲットの9割がスマートフォンで検索しているデータが出ているので、スマホでの使いやすさにもこだわっています。洋服が季節によって替わるように、デザインも定期的に更新していく予定です。

──たしかに、楽しみながら検索できました。最後に、今後の展開を聞かせてください。

古瀬氏:ただ単に募集を載せるだけではなく、ゆくゆくはいろいろなコンテンツを取り入れ、女性の働き方や事例を載せながら“女性が働く文化”の発信サイトになれたらいいと思っています。ノンキャリアからスタートしてキャリアを積んだ人の話とか、育児をしながら働いている人のワークキングスタイルなどを紹介できたらいいですね。年齢的に若いユーザー、社会人経験の浅いユーザーが多いので、そういうユーザーに対して就職転職の支援、ビジネスマナーのセミナーなども考えています。また、直近では「RUN-WAY」から応募をして採用された方全員に5,000円のお祝い金をプレゼントするキャンペーン(8月30日開始)を実施します。少しでも働きたい女性のやる気につながったら嬉しいです。
《新谷里映》

関連ニュース

特集

page top