予想される猛暑、“乳幼児の熱中症”について調査……ママの4割、情報不十分と自覚 | RBB TODAY

予想される猛暑、“乳幼児の熱中症”について調査……ママの4割、情報不十分と自覚

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熱中症に関する情報が十分にあると思いますか?
  • 熱中症に関する情報が十分にあると思いますか?
  • 今夏、行うつもりの子どもの熱中症対策は?
  • ベビーカーを選んだときの基準は?
 気象庁が発表した6月~8月の「3ヵ月予報」によると、今夏も、全国的に例年並みかそれ以上に暑くなることが予想されている。トレンド総研は28日、夏に多発する「熱中症」について、乳幼児の対策にフォーカスした調査結果を発表した。専門家へのインタビューも同時に行っている。

■乳幼児の熱中症対策について、子供を持つ母親に調査を実施

 消防庁の資料によると、「熱中症」とは「室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体がだるい、ひどいときにはけいれんや意識の異常など、さまざまな症状をおこす病気」を指すそうだ。 地球温暖化やヒートアイランドなどの影響にともなう都市の高温化などの影響からか、熱中症の救急搬送人員数は、例年増加傾向にあるという。特に、乳幼児は発汗機能が未熟で、大人に比べて上手く体温の調節ができないため、熱中症のリスクが高いと言われている。

 今回の調査は、0歳~3歳の長子を持つ、25歳~44歳の女性500名から回答を得たもの。調査期間は6月4日~7日。まず母親たちに、「乳幼児は熱中症になりやすいと、知っていますか?」とたずねると、「知っている」と回答した人はおよそ9割の86%だった。また「今夏、子供が 熱中症にならないか心配である」という母親も94%、「今夏、子供の熱中症対策をしっかりと行うつもりである」という母親も97%と、いずれも高い意識を持っていた。一方で、こうした母親たちに、「熱中症に関する情報が十分にあると思いますか?」とたずねると、「あると思う」という人は62%に留まり、およそ4割は、情報が不十分であると感じていた。

 具体的に、「今夏、行うつもりの子供の熱中症対策」を複数回答形式で質問すると、「水分を多めに摂らせる」(90%)がトップ。以下、「帽子を利用する」(86%)、「子供用の飲料を携帯する」(81%)、「エアコンで室温管理を行う」(73%)と続いた。ただし、「ベビーカーで熱中症対策をする」と答えた母親は、わずか14%だった。

■専門家はこう見る、熱中症対策とベビーカー選びのポイント

 これに対し、小児科医の辻祐一郎氏は、ベビーカーは太陽の輻射熱いわゆる“地面からの照り返し”による影響が大きく、わずかなシートの高さの違いで、赤ちゃんへの影響が大きく異なることを指摘している。また熱や湿気がこもりやすい形状もリスクとなるため、日よけカバーを上手に利用したり、風通しを良くするようにアドバイスしている。こういったベビーカーにおける熱中症対策について、母親たちがまだまだ知らないのが現状だと言える。

 実際に、「熱中症対策における効果を、ベビーカー選びの際に参考にした」という母親は、全体の39%と半数に満たなかった。なお、併せて、「ベビーカーを選んだときの基準」を複数回答形式で聞いたところ、多かったポイントとしては、「安全性」(74%)、「価格」(66%)、「押しやすさ」(58%)、「丈夫さ・耐久性」(58%)、「軽さ」(58%)といった項目が高かった。熱中症対策のポイントとして、辻氏があげている「日よけの機能」「通気性」「シートの高さ」「洗濯のしやすさ」といった項目については、それぞれ37% 、24%、19%、5%と、残念ながら、いずれも低かった。

 そこでトレンド総研は、これらの結果を受け、ベビーカーメーカーのアップリカ・チルドレンズプロダクツ に取材。同社のマーケティング本部に所属し、ベビーカーの製品開発をリードする萩原正広氏は、夏の乳幼児の外出における注意点として、「外出する時間帯は、比較的涼しい朝夕を選びましょう」「日中に外出する場合は、ベビーカーの日よけや帽子、タオルなどを活用して直射日光には気をつけましょう」「こまめに屋内に入るなど、長時間屋外にいることは避けましょう」「こまめに水分補給をしてあげましょう」「赤ちゃんの様子をこまめにチェックして無理のないスケジュールで行動しましょう」といったポイントを挙げている。その他にも、ハイシートのベビーカー、幌にメッシュの窓があり風を通してくれるベビーカーを選んだり、ベビーカーの機能を活用したりすることで、赤ちゃんを熱から守ることができるという。たとえば、アップリカのベビーカーでは、東洋紡が開発した“ブレスエアー”というクッション材を採用しており、通気性を高めているとのこと。

 さらに、赤ちゃんの汗のことを考えるのであれば、ベビーカーの衛生面も意識する必要があると、小児科医の辻氏、アップリカの萩原氏がともにアドバイス。ベビーカーのシートを清潔に保つため、シートを洗うことができるタイプが重宝するとのことだ。

 なおアップリカは、日本気象協会が今夏より推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトをサポートしている。「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、気付かない内にかかる危険性がある熱中症をどのように予防するかを、継続的に伝えていき、その発症者をゼロにしようとする取り組みだ。

アップリカ・チルドレンズプロダクツ: http://www.aprica.jp/
《冨岡晶》

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