【Interop 2013 Vol.41】ヤマハ、ネットワークの「見える化」機能のデモ | RBB TODAY
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【Interop 2013 Vol.41】ヤマハ、ネットワークの「見える化」機能のデモ

エンタープライズ ソフトウェア・サービス
ギガビット対応のルーター「RTX1200」と、スイッチングハブ「SWX2200-8PoE」
  • ギガビット対応のルーター「RTX1200」と、スイッチングハブ「SWX2200-8PoE」
  • 無線LANアクセスポイント「WLX302」
  • 切断やループ障害などをマップ上に表示
  • VLANの各ネットワークが使用しているポートを色分けで表示
  • 「WLX302」でネットワーク障害時に保存されたスナップショット
  • 「WLX302」に蓄積された接続デバイスの通信情報
 ヤマハでは昨年から自社のネットワーク機器で「見える化」機能の導入を実施。Interop 2013の会場で製品の展示やデモを行った。

 この機能は主に障害時にその内容を数値データだけでなく、GUIを中心としたインターフェースで可視化できるようにしたもの。例えば、正常なネットワーク配線をスナップショットで把握しておき、WANの切断やループ障害などが起きたときには、問題個所をマップ上にビジュアルで表示。さらに、VLANでも見える化がすすめられており、マップにはポートを利用しているネットワークが色分けで表示される。

 また、今年3月に発売された無線LANアクセスポイントの「WLX302」では、ネットワーク障害時に電波状況をスナップショットとして保存する機能が搭載された。保存される情報は電波状況や再送信回数、CRCエラー回数、回線の占有度など。「CRCエラーの変動を検知しました」というように、障害の状況が文章でも表示されるため、専門知識のないユーザーでもネットワークの状態を把握できる。ヘルプにはトラブルシューティングの事例も掲載。これを参考にすることで、ユーザーは使用するチャンネルを変更するなど、ある程度までアクセス障害への対処が可能になるという。

 さらに、「WLX302」では接続している端末情報の管理も可能。信号強度や再送率、切断回数などが個別に記録される。記録はレーダーチャートとして視覚的に確認でき、原因の究明や切り分けなどに役立つという。例えば、頻繁なローミングが行なわれているようなら、Windowsの設定を変更するなどの対処が可能だ。

 「WLX302」などにはサーバー機能が内蔵されており、ユーザーはブラウザーからアクセスすることで蓄積された情報にアクセスできる。これによって、従来のシステムで必要さとされていたアプリや監視装置の導入などによるコストを削減することが可能。高度なスイッチングハブなどを導入しなくても、ある程度の知識があればLANネットワークを管理できるようになるという。


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《丸田》
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