夫の「好きな掃除」と妻の「手伝って欲しい掃除」にズレ……ダスキン、夫のお掃除実態を調査 | RBB TODAY
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夫の「好きな掃除」と妻の「手伝って欲しい掃除」にズレ……ダスキン、夫のお掃除実態を調査

エンタメ 調査
男性の好きなお掃除とやりたくないお掃除と、女性の好きなお掃除と手伝って欲しい掃除
  • 男性の好きなお掃除とやりたくないお掃除と、女性の好きなお掃除と手伝って欲しい掃除
  • お掃除に対する意識
  • この2週間に自身で行った自宅のお掃除
  • 家庭でのお掃除の分担
  • 妻のお掃除に対する満足度
  • お掃除に対する自己採点
  • 毎日すべきだと思うお掃除
  • 「おそうじブルー」層は全体の4割
 今年は5月12日が母の日だ。花やスイーツといった定番以外にも、夫から妻へのプレゼントとして、外食や家事代行などを贈るケースも増えている。

 ダスキンは、5月12日の母の日を前に、子育て世帯の夫を対象に実施した「夫のお掃除実態調査」の結果を発表した。実施時期は3月13日~14日で、関東および関西で子どもと同居している20~40代既婚男性600名から回答を得た(妻が専業主婦300名妻が有職主婦300名)。

 それによると、「妻よりも自分の方が掃除がうまいと思っている」夫は、全体の約3割(31.0%)を占めていたが、家庭でのお掃除の分担を見ると、「平日掃除をやらない」夫は約6割(55.3%)、「休日でもやらない」夫は全体の1/4という結果になっている。「休日に自分から進んでやる」夫は、約2割(22.9%)しか存在せず、自分のほうが掃除がうまいと思っているにもかかわらず、平日も休日も掃除をしない夫が多数を占めているのが現状であることが判明した。また、妻のお掃除に対する満足度を見ると、「妻の掃除に満足している」夫は、約半数(46.2%)にのぼるが、「妻が掃除をした後に感謝の言葉を送っている」夫は、35.0%でそれを下回った。

 お掃除に対する自己採点を見ると、夫も妻も「自分の掃除の自己採点」は約60点。しかし、「夫から見た妻の採点」は約75点と、夫の妻に対する評価は高い。一方で、毎日すべきだと思うお掃除を見ると、水回りに関しては、夫は妻ほど「毎日やらなくてもいい」と考えているなど、お掃除を義務と感じストレスを感じている、“おそうじブルー層”の少なさが、男性では目立った。男性は自己採点の基準も甘いようだ。

 逆に、「妻が掃除の手を抜いている・サボっていると思うポイント」は、「汚れ、ホコリが目立つとき」「キッチン・トイレ・お風呂など水回り全般の掃除を怠る」「こまめに掃除をしない・掃除回数が少ないと感じる」「テレビの裏・棚の上など「目につきにくい」場所の掃除を怠る」などの意見が上位に上がった。

 「お掃除へのやる気や達成感につながること」では、「きれいを実感」「便利なお掃除道具」、次いで「ご褒美」「家族の感謝」の順となっており、夫を巻き込むためには、彼らが慣れ親しむ仕事のように、掃除の「目的」や使用道具と方法、終わらせて欲しい「納期」やキレイにする「目標」などを分かりやすく指定する、「プロジェクト型掃除」が有効に作用しそうだと、ダスキンでは分析している。

 また、男性の好きお掃除2位「浴室」や3位「後片付け・皿洗い」が、女性が手伝って欲しいお掃除1位、3位にそれぞれランクインしている点、男性がやりたくない1位「トイレ」や2位「キッチン」が、女性が好きなお掃除の3位、5位になっている点などから、「夫婦間で互いの得意不得意を話し合うことで、意外なWIN-WINの関係を築ける可能性」を指摘している。

 厚生労働省によると1997年以降、専業主婦世帯と共働き世帯は逆転し、今や「共働き世帯」が過半数を超えている。しかしながら2012年12月にダスキンが実施した「主婦のお掃除実態調査」では、「掃除を主に自分1人で行う」と回答した主婦が8割と、お掃除を一人で背負いながら悩む日本の主婦の実状があきらかとなっている。

 お掃除を「義務」と捉えつつも「ストレス」を感じていると回答した「おそうじブルー」層の主婦は、全体の41.5%。「おそうじブルー」層は、お掃除が「好きではなく」(62.4%)「苦手」(69.3%)だが、「家族の健康のために」(82.5%)お掃除に励んでいる、健気な主婦たちだと言える。そんなお母さんたちに、今年の母の日には、物ではなく、「お掃除を手伝ってあげる習慣」を贈るのはいかがだろうか?
《冨岡晶》
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