「ドコモ・イノベーションファンド」、イードに資本参加……ファンド設立後の第1号案件 | RBB TODAY
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「ドコモ・イノベーションファンド」、イードに資本参加……ファンド設立後の第1号案件

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イードのある住友中野坂上ビル
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  • NTTグループの今後のベンチャー投資スキーム
 イードは3日、NTTドコモが設立し、ドコモ・イノベーションベンチャーズ(DIV)が運営する「ドコモ・イノベーションファンド」からの資本参加を受けたことを発表した。

 DIVは、ドコモが、日本電信電話(NTT)の子会社であるNTTインベストメント・パートナーズ(NTT-IP)の全株式をNTTより譲受け、NTTグループを代表してベンチャー企業との連携を強化する目的で、NTT-IPの商号変更を行ない設立された会社。またドコモは、ベンチャー企業への出資を行うコーポレートベンチャーファンド「ドコモ・イノベーションファンド投資事業組合(以下、DIファンド)」(運用総額100億円)を2013年2月に設立しており、今回のイードへの投資は、DIファンド設立後の第1号案件となる。なお、同資本参加は、イードの既存株主からの普通株式の譲渡により実施されている。

 イードは、Webメディアの運営を主軸としたマーケティングプラットフォーム企業として、IT総合ニュースサイト「RBB TODAY」や、自動車総合ニュースサイト「レスポンス」、ゲーム総合ニュースサイト「インサイド」など、16ジャンル・23サイトの専門分野に特化したWebメディア・サービスを展開。またECサイト構築システム「marbleASP」によりショッピングサイトからネットスーパーまで、様々なECサイトの開発・運営を行っている。今回、ドコモが運営するDIファンドの資本参加により、イードが持つスマートフォンへのWebメディアへの情報配信能力(編集、配信システム開発)やスマートフォンから得られる情報を活かしたサービス開発などの更なる強化、また、イードが保有するECサイト構築システム「marbleASP」のモバイル分野での積極的な展開を行っていくとしている。

 ドコモは今後、こうしたベンチャー企業への出資などの取り組みを通じ、ベンチャー企業との連携強化、サービスや技術のイノベーションを加速させ、スマートフォン向けサービス等の更なる充実を図る。また、「メディア・コンテンツ事業」「コマース事業」等の新たな事業領域におけるサービス開発力を強化し、「モバイルを核とする総合サービス企業」への進化に取り組んでいくとのこと。
《白石 雄太》
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