最新トレンド『手の中動画』を分析、専門家が語る……スマホの普及で変化 | RBB TODAY

最新トレンド『手の中動画』を分析、専門家が語る……スマホの普及で変化

 スマートフォン対応の動画配信サービスやアプリが多数登場するにともない、日常的に「動画」を楽しむ人が増えている。トレンド総研は、こうしたスマートフォンで楽しむ動画を『手の中動画』と名付け、意識調査結果や専門家へのインタビューを実施した。

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  • スマートフォンで動画を見る頻度
  • スマートフォンを利用しはじめてから、携帯電話で動画を見る機会は増えましたか?
 スマートフォン対応の動画配信サービスやアプリが多数登場するにともない、日常的に「動画」を楽しむ人が増えている。トレンド総研は、こうしたスマートフォンで楽しむ動画を『手の中動画』と名付け、意識調査や専門家へのインタビューを実施した。

 調査は2月26日~2月28日の期間に、10~30代スマートフォンユーザーの男女500名を対象に実施された。まず、「スマートフォンで動画を見たことはありますか?」と聞いたところ、83%が「ある」と回答。「スマートフォンで動画を見る頻度」を聞くと、「2~3日に1回程度」(28%)、「1週間に1回程度」(26%)が多い結果となった。なお「毎日」と回答した人も13%にのぼっており、これらを合計すると、“週に1回以上、スマートフォンで動画を見ている人”が、67%存在することとなる。

 また「フィーチャーフォン」利用時との差異を調べるため、「スマートフォンを利用しはじめてから、携帯電話で動画を見る機会は増えましたか?」と聞くと、46%が「とても増えた」、30%が「やや増えた」と回答している。

 具体的にどのように『手の中動画』を活用しているかを聞くと、「ミュージックビデオの映像を見てダンスの振り付けを覚えている」「子供がぐずったときに泣きやませるために動画を見せている」「料理や手芸の作り方を見て、手順を覚えている」など、多様な回答があげられた。

 元「日経トレンディ」編集長で商品ジャーナリストの北村 森(きたむら・もり)氏は、「動画コンテンツがなかなか世間に広まらなかった時代には、“消費者は、高音質・高画質な状態でなければ動画を見ない”という仮説が根を下ろしていた」と指摘。そのうえで、ここ最近『手の中動画』が加速した理由について、“スマホの普及”と“データ通信速度の向上”を理由にあげた。「スマートフォンが登場したことで、動画を好きなときに再生できる『ハードウェア』が個人に行きわたりました。加えて、LTEの登場で『データ通信速度』も向上し、フィーチャーフォンが全盛だった時代とは比べものにならないほどデータの取り込みがスムーズになり、容量の大きい動画でもストレスなく閲覧できるようになりました。そして、“動画共有・提供サービス”が広まり、良質なコンテンツが気軽に楽しめるようになったことも、大きく影響しています」と考察し、『手の中動画』は完全に日常的なものになったと断言した。

 そして、「“お金を払ってでも良質なコンテンツを見たい”という消費者に向けた、定額見放題の動画配信サービスが人気を集めている他、携帯キャリア各社においても公式の有料動画配信サービスが提供されています。こうしたユーザーのニーズをとらえるべく、今後は各サービスにおいて、目玉コンテンツの定期的な供給や、オリジナルコンテンツの提供が、より重視されていくと思われます」と、今後の動向を予測した。

 最後に、携帯キャリア各社が提供している「手の中動画」サービスをする。

 「UULA(ウーラ)」は、ソフトバンクモバイルのスマートフォン向け定額動画配信サービス(月額490円)。約6万ものコンテンツ数を誇る、総合エンタメアプリとなっている。「UULA」の特長の1つは、映画・ドラマ・アニメなどだけでなく、音楽関連のコンテンツも充実している点で、特にミュージックビデオやライブ映像が多く提供されており、カラオケ映像までラインアップされている。

 「dビデオ」はNTTドコモのスマートフォン向け定額動画配信サービス。映画・ドラマにとくに注力しており、月額525円で、国内外の映画からドラマ、アニメ、音楽、完全オリジナル番組を提供する「BeeTV」まで、約7,000タイトル・約57,000コンテンツが見放題となっている。ドコモのスマートフォン・タブレットのうち、いずれか1台で会員登録をすれば、スマートフォン・タブレット・テレビのなかから最大5台で「dビデオ」が利用可能なのも特徴だ。

 「ビデオパス」はauのスマートフォン向け定額動画配信サービス。月額590円で映画・ドラマなどの動画が見放題になる他、旧作だけでなく新作も、月に1本まで無料で見ることができる。ちなみに、500アプリを取り放題の「スマートパス(390円/月)」と「ビデオパス(590円/月)」をあわせて780円/月で利用可能なプランも用意されている。

 動画は「手の中」で見る時代。映画やドラマの試聴はもちろん、気軽さゆえにさまざまな視聴スタイルが可能な現在、ぜひサービス利用を検討してみてほしい。
《冨岡晶》

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