【レビュー】コンパクトでも多機能&長時間駆動!最新WiMAXルーター2機種を試す | RBB TODAY

【レビュー】コンパクトでも多機能&長時間駆動!最新WiMAXルーター2機種を試す

Wi-Fiルータは、スマートフォンなどの端末と違い、つながりさえすればどれも大差ないと思われがちな存在だ。だが実際は、ルータによっても無線通信の活用シーンや利用スタイルはかなり変わってくる。

IT・デジタル フォトレポート
WM3800R
  • WM3800R
  • URoad-Aero
  • 8.4mmの超薄型ボディ
  • 背面カバーを取り外したところ。別売りバッテリーを購入すれば予備として使える。
  • 専用クレードルを使うと、有線LAN接続や、アクセスポイントとしての利用が可能になる。
  • クレードル背面。アクセスポイントモードなどへの切り替えはスイッチで。
  • スマホアプリ「URoad-Magic」の画面。バッテリー残量や電波状況なども確認できる。
  • タイマー予約は時計アプリと同じ感覚で使える。
 Wi-Fiルーターは、スマートフォンなどの端末と違い、つながりさえすればどれも大差ないと思われがちな存在だ。だが実際は、ルータによっても無線通信の活用シーンや利用スタイルはかなり変わってくる。今回は、今年発売されたばかりのWiMAXルータ2機種を、機能面を中心にしてレビューしていこう。

■常時起動感覚で使える極薄ルータ「Uroad-Aero」

 2月に発売されたシンセイコーポレーションの「URoad-Aero」は、何といってもまずその薄さが目を引く。わずか8.4mmまでスリム化された「世界最薄」を謳うボディは、カードに近い印象だ。本体重量も74gと、現行のiPod touchが約88gなので、それより軽い。ポケットなどに入れていても、それほど邪魔に感じないだろう。

 通信端末の小型化は、どうしてもバッテリー容量や駆動時間とトレードオフの関係になりがちだが、URoad-Aeroは2090mAhとまずまず大容量のバッテリーを搭載。連続通信時間12時間、スリープ状態で最大1000時間待機可能という、コンパクトタイプとは思えない駆動時間を誇っている。

 ちなみに、バッテリーは着脱式なので、予備バッテリーを用意することもできる。こと駆動時間に関しては死角なしといっていいだろう。

 Wi-Fiルータの基本スペックともいえる本体サイズとバッテリー性能の点でかなり強烈なアドバンテージを持っているURoad-Aeroだが、その性能をより活かすための機能も揃っている。そのひとつが「Aeroモード」だ。

 Aeroモードは、一言でいうとタイマー予約機能。あらかじめセットしておけば、特定の時間に自動的に起動したり、スリープ状態に入ったりしてくれる。こうした機能は、「必要なときだけWi-Fiルータを使う」というスタイルの場合、あまり使い勝手のいい機能ではない。だが、逆にAeroモードがあることで、Wi-Fiルータの活用シーンや通信スタイルを大きく変えてくれる可能性を秘めている。

 現在のスマホやタブレットは、当然Wi-Fiに対応しているので、データ通信を一括でWi-Fiルータにまとめてしまえば、通信費をかなり押さえることができる。だが、たとえば、あわただしい朝の通勤中などに、毎回Wi-Fiルータの電源を入れたり落としたりという作業は、そうとう習慣化していない限り、忘れたりしてしまいがちだ。

 こうしたときに、Aeroモードで通勤時間に自動で電源オンになるようにセッティングしてあれば、Wi-Fiに切り換えていることすら意識せずにWiMAX回線を利用できる。しかも、スリープ時間、駆動時間も長いので、スポット的な利用であれば、充電せずに鞄に入れっぱなしであっても、数日間は使えるだろう。利用サイクルがハッキリしている人なら、長時間駆動とAeroモードでほとんどのデータ通信をWi-Fiに切り換えることもできるだろう。通信容量制限なしで利用できるWiMAX回線と相まって、思い切った通信費削減も可能だ。

 また、無料提供されているスマホアプリ「URoad-Magic」を利用すれば、スマホから遠隔操作でバッテリー残量の確認や、電源のオンオフなどが可能。鞄に入れっぱなしというスタイルでの運用に最適化された端末といっていいだろう。

■扱いやすい万能Wi-Fiルータ「WM3800R」

 同じく2月に発売されたNECアクセステクニカの「Aterm WM3800R」も、幅89.6mm、高さ12.8mm、奥行き52mmとやはりコンパクトタイプだが、こちらは万能タイプといった印象に仕上がっている。

 連続通信時間8時間と長時間の使用が可能で、スマホアプリ「Aterm WiMAX Tool」から電源のオンオフや通信状況の確認ができるという「鞄入れっぱなし」スタイルへの最適化がなさているのは「URoad-Aero」同様。

 だが、本機の場合は内蔵バッテリーからスマホなどの外部機器への給電機能など、取り出して手元で使うための機能もバッチリ押さえている。

 端末についているディスプレーも小さいながら有機ELを採用。画面自体が見やすいだけでなく、メッセージも日本語でわかりやすいなど、端末単体でもかなり扱いやすい。どんな利用スタイルでも必要十分を満たしてくれる端末だといっていいだろう。

 また、「AtermらくらくQRスタート」というアプリを使えば、端末同梱のQRコードを読み取るだけで、ルータとスマホなどの無線LAN接続の設定を行うことができる。このあたりは、もちろん無線LANに慣れている人にとっては無用の機能だが、初心者にとってはありがたいもの。不慣れな家族と共有で使うといったケースも含め、上級者から初心者までしっかりカバーしてくれる安心感がある。

■ルータ次第でスタイルも変わる

 ひと口にWi-Fiルータといっても、ルータ自体の機能や性能で利用スタイルや使い勝手は大きく変わる。Wi-Fiルータなどを持っていない人はもちろん、すでに持っている人も買い替える価値は十分あるといっていいだろう。
《小林聖》

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