“SNS疲れ”とは無縁!ど~でもいい独り言でゆるキャラを育てる、「きいてよ!ミルチョ」 | RBB TODAY
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“SNS疲れ”とは無縁!ど~でもいい独り言でゆるキャラを育てる、「きいてよ!ミルチョ」

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ど~でもいいひとりごとをつぶやこう
  • ど~でもいいひとりごとをつぶやこう
  • 不思議な生き物「ミルチョ」が育つ
  • 「きいたよ」ボタンを押して、「ありがとう」の実を集める
  • 「ミルチョ」は様々な形態に進化する
  • 筆者のミルチョは「ぴっちょ」に進化した。“自然族”に属するらしい
  • 育てた「ミルチョ」はアルバムに記録される。コンプリートへの道は遠い
 年々、スマートフォンユーザーが増加する中、それに伴ってFacebookやTwitterなど、SNSサービスの存在感も高まっている。27日に電通PRが発表した「2012年年末SNS調査」によれば、「Facebook」「Twitter」「mixi」といった代表的なSNSサービスの国内における認知度はいずれも95%を越えたという。

 「LINE」や「Comm」など新サービスも人気を集め、“伸びしろ”もまだまだあるとされるSNSだが、一方で、“SNS疲れ”の存在も指摘されている。これについて同調査では、以前は現実とは違う“逃避”対象として捉えられ、利用されていたネット上の世界が、利用者の増加によって現実に近い付き合いを余儀なくされる場所になったことが原因では、と推察している。

■新しい立ち位置のSNSサービス「きいてよ!ミルチョ」

 そうした中、「Facebook」でも「Twitter」でもない、新しい立ち位置のSNSとして9月に登場したサービス、「きいてよ!ミルチョ」がじわじわと人気を集めており、会員数はすでに35万人を突破した。一体どんなサービスなのか、開発元であるサイバーエージェントの広報担当者に話を聞いた。

 「Facebookなどでは結局実際につながっている友人とのやり取りが発生しますが、『きいてよ!ミルチョ』の場合、“ミルチョをやっている人”、というゆるい繋がりにとどめています」(広報担当)と言うように、「きいてよ!ミルチョ」には、友達やフォロワーといった概念が存在しない。何かしら聞いてもらいたいけど、近くの人に言うまでもないし、Twitterに呟くのすらはばかられる、“ど~でもいいこと”を呟ける。そんな“ゆるさ”が「きいてよ!ミルチョ」の特徴だ。

 ユーザーは、「きいてよ!」ボタンでゆるい呟きを発信、それを見た他のユーザーは、「きいたよ」ボタンで意思表示する。さらに、「きいたよ」してくれたユーザーに対しては「ありがとう」ボタンがあり、逆に、こちらが「きいたよ」してあげると「ありがとう」を貰える。コメントを残すこともできるが、基本的にはボタン一つで簡単にコミュニケーションを取れるようになっている。

 しかし、ボタン一つで簡単にできるとは言っても、それだけでは少し動機づけが弱い。皆がさらに積極的にコミュニケーションするため、「きいてよ!ミルチョ」では育成ゲームの要素も取り入れている。

■ゆるキャラ「ミルチョ」を育てよう

 ユーザーの行動によって成長するのが、とてつもなくゆる~い見た目のキャラクター、その名も「ミルチョ」。広報担当者によると、「ミルチョは、日々の『きいてよ!』や『ありがとう』を貰った数などに応じて様々なパターンに成長していきます。現状50段階ほどのバリエーションがあり、今後も増やしていく予定です。かなり不思議な見た目で、受け入れられるか不安でしたが、ユーザーの皆さんには“キモかわいい”と愛着を持っていただけているようです」とのこと。「ミルチョ」は成長しきるとリセットして一から育て始めることもできる。一度育てた「ミルチョ」は「ミルチョずかん」に記録されるので、何度も育てなおして色々な「ミルチョ」をコレクションする人もいるようだ。人の呟きを見る時に、一緒にその人の「ミルチョ」も見ることができるのも楽しい要素。

 「ミルチョ」を育てる楽しさと、ど~でもいいことを呟く心地よさが相まって、ユーザーは順調に増加しており、また活発に利用されているそう。「現在、一日20万件ほどの『きいてよ!』が投稿され、『きいたよ』ボタンは400万回以上押されています。単純計算で、一つの呟きにたいして20件のリアクションがある状態です」。

 私も実際にダウンロードして使ってみたが、「きいてよ!」を投稿すると確かに20件前後の反応が即座に返ってきた。ど~でもいい呟きとはいえ、反応があると嬉しいもの。また、特定の知り合いがいるわけでもなく、自分の「ミルチョ」を眺めながらマイペースに楽しめるので、“SNS疲れ”とは無縁だ。さらに、他のユーザーの呟きを眺めていて感じたのだが、ど~でもいい呟き、というのは言い換えるととても平和な呟きで、なんというか、眺めているととてもほのぼのした気持ちになれた。ちなみに、先ほど私の「ミルチョ」が「ぴっちょ」へと成長した。森で生まれた妖精らしい。この年末年始、あと何種類の「ミルチョ」を見ることができるだろうか。
《白石 雄太》
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