【インタビュー】Windows 8搭載タブレットが企業にもたらすインパクト……レノボ「ThinkPad Tablet 2」(前編) | RBB TODAY

【インタビュー】Windows 8搭載タブレットが企業にもたらすインパクト……レノボ「ThinkPad Tablet 2」(前編)

 Windows 8発売に合わせ、国内でも各社からUltrabookやタブレットなど、新しいデバイスが市場に続々と投入されている。従来と全く異なるインターフェイスを採用したWindows 8搭載のモバイルデバイスが、中堅・中小企業に与えるインパクトはどのようなものがあるのだろうか?

エンタープライズ ハードウェア
レノボ・ジャパン 製品事業部 Think Client Brand Manager 土居 憲太郎氏
  • レノボ・ジャパン 製品事業部 Think Client Brand Manager 土居 憲太郎氏
  • 企業用向け10.1型タブレット端末「ThinkPad Tablet2」。専用タブレットペンが付属するモデルとそうでないモデルが選べる
  • オプションでBluetoothキーボードが用意されている
  • オプションでBluetoothキーボードが用意されている
  • ThinkPad Tablet2を横からみたところ。薄さは9.8mm、重量は現時点で業界最軽量の570g
  • オプションで接続するVGA出力アダプター
  • コンシューマー向け「IdeaPad Yoga 13」。ディスプレイ部を360度回転させることで、4つの操作モードに切り替えられる
  • テントモード
 マイクロソフトの新OS・Windows 8が発売された。その発売に合わせ、国内でも各社からUltrabookやタブレットなど、新しいデバイスが市場に続々と投入されている。従来と全く異なるインターフェイスを採用したWindows 8搭載のモバイルデバイスが、中堅・中小企業に与えるインパクトはどのようなものがあるのだろうか? レノボ・ジャパンも、先ごろ新たにWindows 8搭載モデルを発表した一社だ。同社で製品開発に携わる土居 憲太郎氏に、今回の新製品の内容と中堅・中小企業に向けた利用シーンなどについて話を聞いた。

 レノボ・ジャパンからは複数のWindows 8搭載モデルが発表されたが、コンシューマー向けで注目なのが、コンバーチブルタイプのUltrabook「IdeaPad Yoga 13」。「最大の特徴は、ディスプレイ部分を360度回転させることで、4つの操作モードに切り替えられる点です」と土居氏が話すように、たとえば、通常の文書作成なら「ラップトップモード」、SNSやビデオチャットを利用するなら「スタンドモード」、ゲームを楽しむなら「タブレットモード」、データを見せたり、映像鑑賞などに使うなら「テントモード」というように、用途や場所に合わせて自由なスタイルで利用できる。

■10.1型ビジネスタブレット「ThinkPad Tablet 2」

 一方、同社が企業向けに発表したのが、10.1型タブレット端末の「ThinkPad Tablet 2」だ。昨年発売された「ThinkPad Tablet」は、OSにAndroidを利用していたが、こちらはWindows 8を採用。CPUにデュアルコアAtom Z2760(1.80GHz)、メインメモリは2GB、ストレージは64GB SSD、フルサイズのUSB2.0ポートなどを搭載している。名前に“ThinkPad”を冠するとおり、モバイルツールとしての薄さと軽さを追求しながらも、落下試験などを繰り返し十分な堅牢性も確保。土居氏は「薄さは9.8mmで、重量も現時点で業界最軽量の570gとなっています」と自信をみせる。またモバイル利用時に重要なバッテリー時間については、Wi-Fi使用時でも約10時間の駆動を実現している。

 堅牢性という意味で大きな特徴となっているのはディスプレイだろう。同社の製品は、設計・開発段階から実際の使用状況を想定した大変厳しい品質検査が行われていることで有名だが、「今回の『ThinkPad Tablet 2』では、旭硝子の“Dragontrail”という強化ガラスを採用し、より堅牢性を増しています」という。Dragontrailは、保護用カバー材として用いられる一般的なガラスと比べて約6倍の強度を持つ。

■専用タブレットペンや豊富な入出力オプションで利用シーンが拡大

 この「ThinkPad Tablet 2」は、10点マルチタッチに対応しており、ビジネス用途で入力作業を容易にするために便利な専用タブレットペンが付属するモデルも用意されている。専用タブレットペンは1024段階の筆圧感知に対応し、ボールペンと同様の感覚で手書き入力が可能、本体左端に収納できる。土居氏は「さらに、オプションでBluetoothキーボードを用意しています。とにかく軽さにこだわって、キーボード側にはバッテリーを搭載していません」と説明する。キーボードの中央にはオプティカル・トラックポイントが付いており、従来のThinkPadと同じ感覚で利用できるように工夫されている。

 このほか本体にはデュアル・スピーカーや、8MピクセルHDカメラ(720P)、ノイズ・キャンセリング機能付きのマイクなども内蔵されており、Web会議にも適している。薄型&軽量化にこだわりながら、プレゼンテーションに適した出力端子を備えている点も見逃せないところだ。「VGA出力に対応するアダプターをオプションで用意しているので、プレゼンテーションが簡単にできると思います。また、フルサイズのUSBポートもつけています。周辺機器が基本的に全て使えるというのが大きな特徴になると思います」という。

 さらに、最新のThinkPadシリーズ(Xシリーズ、Tシリーズ)では独自チップを採用し、ICコントローラによって決め細やかな電源管理を実行している。省電力モードには「30日スタンバイ機能」があり、一定時間が過ぎると休止になり、ほとんどバッテリーを使わないで済む。なおかつ、毎日19時にPCを閉じて、朝9時に起動するというように、ある程度ルーティン化された使い方ならば、ユーザーが設定せずとも自動的に準備を行って、すばやく起動できる仕組みも取り入れているとのこと。

 このように、「ThinkPad Tablet 2」は、企業向けタブレット製品として、ビジネスシーンで活躍できる機能を満載している。後編では中堅・中小企業での具体的な利用シーンや活用法などについて紹介しよう。

後編に続く
《井上猛雄》

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