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ウェブアナリストの清水誠氏、イード社外CAOに就任……解析の先進事例創出をめざす

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清水誠氏
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 イードは14日、自社で運営しているウェブメディア解析の最高責任者、社外CAO(Chief Analytics Officer)として、2012年10月15日付で清水誠氏が就任すると発表した。

 同氏はデジタルマーケティング、ウェブ解析、情報アーキテクチャの専門家・実践者として、楽天グループの解析・最適化を担うなど、数多くの著名企業で目覚しい成果を上げているウェブアナリストだ。

 イードCAO就任は、「情報」が必要な人に正しく届けられる状態が社会の豊かさの鍵と考える同氏と、自動車、ITなどの専門性の高いニュースを日々読者へ配信するメディア運営を主事業とし、自社ウェブメディアのユーザーエクスペリエンス(UX)の向上をめざすイードの方向性とが一致し、実現した。

 イードは、KPIの一つである「サイトへのアクセス数」に着目し、「イード全メディアへの合計アクセス数を2年以内に2倍にする」ことをめざす。そのために、清水CAOの方針に従いウェブ解析で得られたデータに基づき、自社エンジニアリングリソースを活かし、迅速で精度の高い意志決定を実現していくとする。

 またイードは、今回の取り組みで得られた知見を、広く公開することを予定しており、ウェブメディア業界全体の発展に大きく寄与するものと期待している。

 さらに、今後イードではウェブ解析を行なう専門チームIAT(=IID Analytics Team)を創設し、社外CAOの清水誠氏の指導のもと、イードが運営する全メディアの解析・改善を一手に担う、日本を代表するWeb解析スペシャリスト集団をめざす。またこのチームでは社外より人材を募集していく計画だという。

 清水誠氏のコメント……「CAOは、オンラインおよびオフラインのデータ解析に責任を持つ最高レベルのポジションであり、米国を中心に普及しつつある。『アドバイザー』や『コンサルタント』ではないCAOポジションの新設は、メディア事業もECと同様に解析が確実な成長の鍵であるというイードの経営姿勢と、ウェブアナリストはツール導入やレポート作成を超えてビジネス成果への貢献をコミットすべき、という私の理念の表れと言える」

 清水誠(しみず・まこと)・略歴……1995年国際基督教大学教育工学科修了。インターネット暦20年。凸版印刷や外資ウェブエージェンシーにて大手企業へのウェブコンサルティングを提供。ウェブクルーでは開発・運用プロセスの改善、日本アムウェイでは印刷物のデジタル化とCMS導入、楽天ではアクセス解析の全社展開、ギルト・グループではCRMの運用改善をリード。2011年9月に渡米、ユタ州のAdobe Systemsにてデジタルマーケティング製品の品質改善に取り組むかたわら、執筆や帰国時のセミナー活動も続けている。アクセス解析イニシアチブプログラム委員。SiteCatalystユーザー会「eVar7」共同創始者。サンクトガーレン社外CMO。
《高木啓》
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