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ネットで月額制ファンクラブ……アーティスト支援サービス「フリクル」新機能

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フリクル(サイト)
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 ワールドスケープのアーティスト支援サービス「フリクル」は1日、ネット上で月額制ファンコミュニティの設立が可能になる「プレミアムサポーター・サービス」を公開する。今回の機能追加によりフリクル登録アーティストは、プロフィールページ上で「プレミアムサポーター」を募ることができるようになる。

 プレミアムサポーターは、アーティストが予め設定した金額(月額525円〜)を支払うことにより、「プレミアムサポーター限定メールの受信」「限定楽曲や音声の受信」「限定チャットルームへのログイン」などが可能になる。

 プレミアムサポーターが支払う会費は、各種手数料を引いた上で最大75%をアーティストに還元する。それにより、今まで実現が難しかった「インディーズ規模のアーティストの月額収入」を創出する。

 ワールドスケープの海保堅太朗(かいほ・けんたろう)代表は「世界的にCD売上は落ち込んでいるし、ダウンロード販売やサブスクリプション(定額聴き放題)はアーティストへの還元が少なく、収益の軸にするのは難しい。今後の音楽業界に重要なのはライブやコミュニケーションなどの『体験』を売る仕組みと、グッズなどの『物体』を売る仕組み。しかもそれを極力中間業者がいない状態で実現する必要がある。フリクルはそのプラットフォームを目指す」と説明する。

 フリクルは、自らがバンドである「メリディアンローグ」のメンバーによって設立された、ワールドスケープが制作・運営を行うアーティスト支援ウェブサービス。CDが売れない時代を前提とした、新しいビジネスモデルの普及を意図する。サイト上でmp3データの無料配信を行い、ダウンロード時にリスナーのメールアドレスを回収、メールでのコミュニケーションや楽曲無料配信を続けつつ、ライブ、グッズ、ファンクラブの3本柱でアーティストが生計を立てる形を推進している。現在約700組のアーティストが利用する。
《高木啓》
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