交渉力・実務能力で、“グローバル人材”は社内でも活躍……トレンド総研調べ | RBB TODAY
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交渉力・実務能力で、“グローバル人材”は社内でも活躍……トレンド総研調べ

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あなたの勤めている会社でグローバル人材を社内に確保することは必要だと思いますか?(n=500)
  • あなたの勤めている会社でグローバル人材を社内に確保することは必要だと思いますか?(n=500)
  • グローバル人材のどのような点に期待しますか?(n=500)
 トレンド総研は14日、「グロ-バル人材に対する企業のニーズに関する意識・実態調査」レポートを発表した。調査期間は8月30日~9月3日で、新卒・中途採用面接の最終決裁に携わっている社員500名から回答を得た。

 この調査では、「グローバル人材」を、“海外での就業・留学・ボランティア経験等を通して、異文化を受容し、高い問題意識とコミュニケーション力を有する人材”と定義し、まず、「あなたの勤めている会社でグローバル人材を社内に確保することは必要だと思いますか?」と聞いたところ、61%の企業が「そう思う」と回答した。

 つづいて「あなたの会社でグローバル人材の採用数は以前に比べて増えてきていると思いますか?」と聞くと、「増えてきていると思う」という意見が40%。「ここ数年でどれくらい増えていますか?」と具体的に数値を聞くと、平均で約21%の増加となった。なかには採用数が2倍に増えたと回答した企業もあった。次に、採用が増えてきている理由について聞いたところ、現時点の業務において能力を有する人材が必須という意見と、企業の未来を据えて海外展開を考えていく場合にグローバル人材が必要とする意見とがあげられた。

 そこで「グローバル人材のどのような点に期待しますか?」と聞いたところ、「コミュニケーション能力」がもっとも多く59%、続いて「語学力」(58%)、「主体的な行動力」(38%)、「交渉力」(34%)という結果になった。さらに、グローバル人材の採用が増えていると回答した人に「グローバル人材は社内でも活躍をしていると思いますか?」と聞いたところ、「そう思う」と回答した人が74%と、社内でグローバル人材は活躍していると評価していることが明らかとなった。

 具体的な理由としては、「現地交渉や国内との調整、異文化と異言語のなかで、同じ目的の達成と製品づくりの完遂に貢献しているので」「海外企業に対し、自社との提携によるメリットとデメリットを明確に伝えられ、相手の反応に対して柔軟に対応できたり、機微なニュアンスを伝えられるので」「主体的で活発でコミュニケーション能力の高い人材が多く、他の社員にいい影響を与えているので」「高い問題意識やコミュニケーション力があり、リーダーシップを発揮して活躍しているので」など、グローバル人材のコミュニケーション能力の高さや主体性が評価されていた。
《冨岡晶》
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