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学校のCO2排出量算出ソフト、無償ダウンロード開始

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「FAST」(Ver.2)操作マニュアル表紙
  • 「FAST」(Ver.2)操作マニュアル表紙
  • 「FAST」Ver.2の主な改良点
 国立教育政策研究所は、学校施設が排出するCO2の量を瞬時に計算するパソコン用プログラム「学校施設のCO2削減設計検討ツール(FAST:FAcilities Simulation Tool)」(ver.2)を開発したと6月29日発表した。全国の教育委員会に配布するほか、ホームページから無償ダウンロードできる。

 近年、地球温暖化対策の一環として、学校施設の環境対策が求められていることから、「FAST」(Ver.1)を2011年1月に公表した。今回の「FAST」(Ver.2)は、「FAST」(Ver.1)の改良版にあたる。「FAST」により算出した結果は、学校施設の大規模改造の補助申請を行う際に、必要となる資料として活用するという。

 「FAST」は、建築に関する専門知識がなくても簡単に使用することができ、算出結果は、改修前後の年間CO2排出量を用途別(暖房、照明、水道等)に表示される。全国842地点の過去10年分の気象データを内蔵しているため、日本全国の気象特性が反映され、全国どこでも過去の実測値に基づくシミュレーションができる。また、校舎の設計図が不要で、児童生徒数、授業時間、延床面積、校舎の形状・寸法等を入力するだけで自動設計される。

 今後、同研究所は、全国の教育委員会に「FAST」のプログラムと操作マニュアルのセットで配布する予定をしている。なお、これらは同研究所のホームページより無料でダウンロードすることができる。

学校のCO2排出量算出ソフト無償提供…国立教育政策研究所が開発

《工藤 めぐみ》
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