富野由悠季監督の初期監督作品「ラ・セーヌの星」が初DVD化 | RBB TODAY
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富野由悠季監督の初期監督作品「ラ・セーヌの星」が初DVD化

エンタメ 映画・ドラマ
 
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『機動戦士ガンダム』、『伝説巨神イデオン』など、数多くの作品を手がけてきたアニメ界の巨匠、富野由悠季監督が、シリーズ・ディレクターとしてのキャリアの初期に手がけたテレビアニメ『ラ・セーヌの星』のDVD-BOXが、10月24日にメディアファクトリーより発売される。1975年に放送された作品だが、全話がソフト化されるのは、日本国内では今回が初めてとなる。

『ラ・セーヌの星』は、フランス革命を背景に描かれる大河ドラマである。主人公である花売りの少女シモーヌは、ルイ16世の悪政に苦しむ民衆を救うため、赤いマスクで正体を隠し、白馬の剣士「ラ・セーヌの星」として、腐敗した貴族社会に闘いを挑む。
マリー・アントワネット妃や皇帝ナポレオンなど実在の人物も登場する。革命前夜から、バスティーユ牢獄の襲撃と民衆の蜂起、共和制の打倒と国王の処刑にいたるまでの史実を織り込んだストーリーになっている。

後に『機動戦士ガンダム』を監督する富野由悠季さん(当時は「富野喜幸」名義)が参加している作品としても、『ラ・セーヌの星』は知られている。
シリーズ・ディレクターとしてデビューした『海のトリトン』と、シリーズの前半を担当した『勇者ライディーン』に続く作品にあたる。監督を途中降板した出崎哲さんの後を引き継いで、1975年に終盤にあたる第27話から第39話までの1クールを担当した。これは『機動戦士ガンダム』を監督する4年前にあたる。

『ラ・セーヌの星』は海外にも紹介されており、2007年にはイタリアでDVD-BOXが発売されているが、日本国内での全エピソードのソフト化は、これが初めてとなる。これまでにも、地方局での再放送や、Yahoo!動画での期間限定配信などがあったものの、今回のDVD-BOXは作品の全貌を知るまたとない機会となるだろう。
DVD-BOXは、上下2巻に分かれ、それぞれ4枚組で約600分を収録する。10月24日に同時リリースされる予定だ。また、レンタル用DVDが、全8巻に分かれて、こちらも10月24日にリリースされる。
[多摩永遠]



「ラ・セーヌの星」上、下巻
価格: 各21,000円(税込)
本編: DVD4枚組 各約600分(予定)
発売日: 10月24日
*レンタル版全8巻も同時発売


『ラ・セーヌの星』

【TV放送情報】 
1975年4月4日~1975年12月26日(全39話)フジテレビ系列にて

[スタッフ]
企画: ユニマックス
原作: エムケイ(金子満)
総監督: 大隈正秋
監督: 出崎哲、富野喜幸

[出演]
二木てるみ (シモーヌ/ラ・セーヌの星)  
広川太一郎 (ロベール/黒いチューリップ) 
小林清志 (ザラール)
富山 敬 (ミラン)
野沢雅子 (ダントン)
武藤礼子 (マリー・アントワネット)    
阪脩 (ルイ16世)
水池通洋 (オルレアン公)
寺島幹夫 (ド・フォルジュ公爵)
《animeanime》
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