女性の6割、昨夏のスキンケアに失敗……“つもり美白”から卒業するための成分とは? | RBB TODAY
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女性の6割、昨夏のスキンケアに失敗……“つもり美白”から卒業するための成分とは?

エンタメ 調査
昨年の夏の美白ケアの結果は?
  • 昨年の夏の美白ケアの結果は?
  • 夏・冬、それぞれの季節に行うスキンケアは?
  • 皮膚科医の友利 新(ともり・あらた)先生
 トレンド総研は28日、「夏のスキンケア」に関する意識調査の結果を公表した。調査期間は4月26日~5月1日で、20~49歳の女性500名を対象に、第一三共ヘルスケアと共同で調査を実施した。

 まず、「夏に行っているスキンケア」について聞くと、「美白ケア」がもっとも多く61%。一方、「冬に行っているスキンケア」でもっとも多かったのは「保湿ケア」(69%)であり、多くの女性が、「夏は美白、冬は保湿」と、意識を切り替えている傾向が改めて明確になった。

 具体的な「美白ケア」の方法としては、「紫外線を遮断するアイテムを使う」「シミ・ソバカスを緩和するスキンケア用品を使う」「肌をトーンアップするスキンケア用品を使う」などさまざま。こうした「美白ケアにかける年間費用」を聞くと、平均「19,158円」という結果になった。さらに、「夏にもっとも力を入れているケア」が「美白ケア」という女性の場合、年間投資額が平均「28,271円」となり、一般女性の平均よりも10,000円近く上回った。

 続いて「夏に、日焼け止めを塗っていたにもかかわらず、日焼けをしたり、シミができた経験はありますか?」という質問をしたところ、32%が「よくある」、51%が「たまにある」と、かなり高い数値が出た。さらに「昨年の夏の美白ケアの結果」について聞くと、「十分な対策をし、効果を実感した」と答えた人は、わずか17%。「十分な対策ができなかった」(41%)という回答のほか、「十分と思われる対策をしたが、効果は実感できなかった」(21%)という回答も多く、6割以上の女性が、「昨夏の美白ケアは“失敗”」と考えており、美白ケアをしているつもりでも、実際には十分な対策ではない(または効果を感じられていない)、“つもり美白”になってしまっている女性が多い実態が明らかとなった。

 美容に詳しい皮膚科医の友利 新(ともり・あらた)先生は、より効果的なケアをするためのポイントとして、まず「肌が乾燥してしまうと、肌が本来持っているはずの“バリア機能”が低下し、受けた紫外線のダメージが深くなりやすくなるだけでなく、美白用のスキンケア製品などを利用してせっかく対策をしても、その効果が半減してしまいます。いきなり美白ケアをはじめる前に、まずはしっかりと“乾燥”を防ぎ、素肌の状態を良くしてあげることが大切です」と、“乾燥”がスキンケアの最大の妨げとなることを指摘した。

 そのうえで「夏は、室外では紫外線にさらされ、室内ではエアコンなどで乾燥した空気にさらされるので、意外と乾燥しやすい状態にあります。しかし、本当は乾燥しているのに、皮脂対策のためにさっぱりとしたスキンケアに切り替えて、結果的に保湿が十分にできないままになってしまう女性もいるのではないでしょうか」と解説。「肌の潤いを保つためには、NMFと呼ばれる『天然保湿因子』が必要になるのです。NMFとはアミノ酸をはじめとした、水分保持力を持った肌の構成要素で、人間がもともと持っている保湿成分といえます。『天然保湿因子』をしっかり取り入れてあげることは、過剰な皮脂をおさえることにもつながるので、やはり夏の保湿ケアは重要です」と、鍵を握るのが、『天然保湿因子』だということを解き明かしてくれた。

 この『天然保湿因子』については、「『天然保湿因子』の主要成分は『アミノ酸』です。『アミノ酸』というと、運動時の代謝のイメージが強いかもしれませんが、実は皮膚の構造成分の1つで、肌には必要不可欠な存在です。アミノ酸を摂取する方法についてですが、まず“内側”からのアプローチとして、アミノ酸で構成されるたんぱく質の摂取があげられます。魚・肉・大豆などを通して、良質なたんぱく質を取り入れましょう。また、サプリメントを活用するのも1つの手段です」と、摂取方法を説明してくれた。

 さらに「“外側”からのアプローチ方法としては、『アミノ酸配合』など天然保湿因子の主成分が明記されたスキンケア製品の利用があげられます。最近は、マスク、ミストなど、ふだんのスキンケアに追加しやすいラインナップも豊富なので、自分のライフスタイルや乾燥度合いにあわせて選んでみると良いでしょう。また、外出先でミストを使ったり、お化粧直しの際にローションを活用したりと、保湿のチャンスは朝晩のケアのときだけではありません」とアドバイスしてくれた。

 ちなみに、先生自身も、お化粧直しのときに乳液と綿棒を使って、崩れたメイクや余分な皮脂をオフし、ミストを使って、肌だけでなく、髪やデコルテにも潤いを与えるようにしているとのことだ。
《冨岡晶》
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