米Googleは独自のWebブラウザハッキングコンペを開催し、GoogleChromeのセキュリティを破った挑戦者に賞金6万ドルを授与した。Googleは8日(現地時間)、このコンペで明らかとなった脆弱性を修正したGoogleChromeのアップデートを実施した。 Googleは、昨年までセキュリティ企業のTippingPointが主催する「Pwn2Own」にスポンサーとして参加してきた。しかし今年はGoogleChromeだけを対象とした独自のコンペを開催。総額100万ドルもの賞金を用意した。もっとも難易度が高い「Windows7上でChrome自体の脆弱性のみによるハッキング」を達成したセルゲイ・グラズノフ氏が6万ドルを獲得した。 一方、「Pwn2Own」も例年通り開催された。こちらではセキュリティ企業のVUPENがGoogleChromeを始めインターネットエクスプローラ、Firefox、Safariのセキュリティを次々と突破した。