【MWC 2012(Vol.11)】スタイリッシュで高輝度液晶の“P”、カジュアルでイルミが特徴の“U” | RBB TODAY
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【MWC 2012(Vol.11)】スタイリッシュで高輝度液晶の“P”、カジュアルでイルミが特徴の“U”

IT・デジタル フォトレポート
【MWC 2012(Vol.11)】スタイリッシュで高輝度液晶の“P”、カジュアルでイルミが特徴の“U”
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 ソニーは26日(バルセロナ現地時間)、スペイン・バルセロナで展示会「Mobile World Congress 2012」が開催されるのに合わせ、同展示会開幕前日の夜にAndroidスマートフォンの新機種「Xperia P」「Xperia U」を発表した。15日にソニーによるSony Ericsson Mobile Communicationsの完全子会社化が完了(社名はSony Mobile Communicationsに変更)したため、「Sony Ericsson」としてではなく「Sony」として行う初の発表会となった。

 Xperia PおよびXperia Uの両製品は、1月に米ラスベガスのCESで発表された「Xperia S」(日本では「Xperia NX」の名称でNTTドコモから発売済み)とあわせ、3機種で「Xperia NXT(ネクスト)」シリーズを構成する製品群となる。いずれの機種も、コンテンツ配信サービス「Video Unlimited」「Music Unlimited」などに対応し、液晶テレビBRAVIAやPlayStationなどに向けて提供されているのと同じサービスを同じアカウントで楽しめることを特徴としている(日本ではVideo/Music Unlimitedは未提供)。本体の見た目でも、ディスプレイ下に透明パーツを埋め込み、向こう側がわずかに透けて見えるデザインを共通して採用した。ラインナップとしては、既発表モデルのXperia Sがハイエンドで、Xperia Pがそれに続き、Xperia Uがよりカジュアルな機種という位置づけになっている。

■「WhiteMagic」液晶搭載のアルミボディ機・Xperia P

 Xperia Pは、4インチのクアッドHD(960×540ドット)ディスプレイを搭載し、アルミ素材による一体形成のボディを採用、4インチクラスのスマートフォンとしては比較的軽量な120グラムという本体重量を実現した。

 ディスプレイには「WhiteMagic」と呼ばれる技術を採用した液晶パネルが用いられており、直射日光が当たる場所でも「従来の一般的なスマートフォンに比べ2倍の明るさ」(発表会での同社説明による)を得られ、同じ明るさを実現するに従来の半分の消費電力で済むため、室内のみで使うときもバッテリー駆動時間向上のメリットが得られるという。WhiteMagicの原理は、RGBの3色にW(白)のピクセルを加えることで、バックライト自体は従来と同じでもより明るい表示を可能にするというもの。ただし、単に光を透過させてしまうと白飛びや色の飽和につながるため、そうならないよう明るさと色再現性のバランスを十分考慮しているという。WhiteMagicパネル自体は一部のデジタルカメラなど他のソニー製品に搭載された例があるが、携帯電話に用いられるのは初めて。

 画像や動画を高画質化する「Mobile BRAVIA Engine」、Exmor R for mobileセンサーを採用し1080pのフルHD動画撮影も可能な800万画素カメラ、HDMI接続機能など、従来のXperiaハイエンドモデルに搭載された機能の多くを継承。NFCもサポートする。プロセッサはST-EricssonのU8500(デュアルコア・1GHz)。最上位機種とは違ってパフォーマンスよりも全体のバランスを重視したモデルであり、よりコンパクトに設計する必要もあることから、QualcommのSnapdragonシリーズではなくU8500を採用したという。内蔵ストレージは16GB(うちユーザーが利用可能な領域は約13GB)。

 本体寸法は122×59.5×10.5mm、カラーバリエーションはシルバー、ブラック、レッドの3色が用意される。GSMクアッドバンドおよびW-CDMA 850/900/1900/2100バンドに対応。そのほか、最大1.5Aの高速充電に対応しており、約10分の充電で約1時間の通話が可能となっているという。

■フルカラーイルミネーションが特徴のXperia U

 Xperia Uは、Xperia NXTシリーズ3機種のなかでは最も小型軽量で、価格も低めに設定される。3.5インチ・854×480ドット表示の液晶ディスプレイを搭載し、本体の大きさは112×54×12mm、重量は110グラムと、フィーチャーフォン並みのサイズ感を実現した。

 Xperia NXTシリーズの特徴となる透明パーツ部分にRGB3色のLEDを搭載し、フルカラー表示が可能となっている。写真を表示する際、写真の中で最も中心的に使われている色を自動検出し同系色を点灯するなど、イルミネーションとしての表現力が高まっている。また、透明パーツより下の部分は取り外し可能となっており、異なる色のパーツへの“着せ替え”が楽しめる。

 他機種と同様にMobile BRAVIA Engineを搭載。カメラは500万画素で、動画撮影機能は最大720pの対応となる(Exmor Rの使用はうたわれていない)。プロセッサはXperia Pと共通でデュアルコア・1GHz動作のU8500。内蔵ストレージは8GB(ユーザー領域は約6GB)。W-CDMAの対応バンドにより、850/1900/2100対応と900/2100対応の2種類のモデルが用意される(いずれもGSMはクアッドバンド対応)。カラーバリエーションはブラック、ホワイトの2色で、ピンクとイエローの交換パーツが同梱される。

 両機種とも今年第2四半期中ごろの発売を予定しており、発売時はAndroid 2.3を搭載するが、今年前半にAndroid 4.0へのアップデートを提供する予定という。日本市場への投入に関しては現時点では案内されていない。

■ソニーの平井次期CEOも登壇

 発表会には、4月よりソニーの社長兼CEOとなる平井一夫氏(現在はソニー代表執行役副社長)が登壇し、今回はソニーの完全子会社からXperiaを発表する初の機会だが、XperiaもBRAVIA、VAIO、PlayStation、Sony Tabletなどと並ぶソニーの最重要製品のひとつであるとし、「One Sony」のメッセージを強調した。

 なお、XperiaシリーズではLTEに対応した「Xperia ion」が米AT&T向けに提供されることがCESで発表されていたが、今年夏にも米国外の地域への供給を開始することがアナウンスされた。ただし、具体的な提供地域や提供先事業者に関してはまだ公表されていない。

 そのほか、NFC対応のXperia SおよびXperia Pで利用可能な機能として、NFCタグを利用してスマートフォンの設定を切り替える「Xperia SmartTags」のデモが行われた。タグに本体をタッチするだけで、Wi-Fiのオン/オフ、アラームの設定、アプリの起動、Bluetoothスピーカーとの接続といった各種操作が可能なもので、タグは欧州市場でのNFC対応Xperia発売にあわせて別売りで提供される予定。
《日高彰》
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