富士通、ビッグデータ利活用のための「データ活用基盤サービス」をクラウドで提供開始
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富士通が推進する「コンバージェンスサービス」は、ICTによって人々がより豊かに安心して暮らせる社会「ヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ」を実現するキーとなるサービスだが、「データ活用基盤サービス」は、大量のセンシングデータを収集・蓄積・統合し、リアルタイム処理やバッチ処理による将来予測などを行うクラウドサービスとして、その中核を担うものとなっている。
「データ活用基盤サービス」では、センシングにより収集されるビッグデータを、自動カテゴリ格納技術を用いて効率的に蓄積・管理する「情報管理・統合サービス」、データ送受信を司る「通信制御サービス」、ナビゲーションなどの必要な処置をリアルタイムに実行する「情報収集・検知サービス」、並列分散処理エンジンで短時間で分析する機能などの価値を創出する「情報分析サービス」の4サービスを提供する。
複合イベント処理、並列分散処理など、ビッグデータの利活用に必要な技術がクラウド上に統合されたプラットフォームを、サービスとして提供する。また、さまざまなセンサーから収集されたデータや業務トランザクションログ、テキストデータ、バイナリストリームなど、多種多様な大量データをさまざまな目的で融合できるとのこと。
さらに2012年度第2四半期より、4サービスに加え、アクセス権限を順守したフェデレーションにより、必要なときに必要な形式で、安全に、異なるテナント間での情報融合を可能にする「情報交換サービス」、サービスマッシュアップ技術により、プラットフォーム上の分析結果と、複数のWebサービスとを統合する「情報利用支援サービス」を提供する予定。また富士通では、顧客のデータ分析、業務への適用、新たなデータ利活用などをトータルで支援するデータキュレーションに関するサービスを開始しており、現在の個別支援メニューを、2012年4月をめどに体系化し、サービスとして順次提供していく予定となっている。