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目指すのは“ダントツ”の成果!……NEC、クラウドやスマートエネルギー事業における研究成果を発表

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振動センサソリューション展示
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 NECは14日、同社における研究開発についての発表会を開催、研究開発戦略のプレゼンテーションと、開発テーマ事例の技術展示を行った。

 発表会ではまず、NEC中央研究所の江村克己所長が登壇。研究開発に関して、今後の基本方針や注力領域、現在開発しているテーマ事例のポイントなど、プレゼンテーションを行った。

 江村所長は冒頭で、「C&Cクラウドの領域と、スマートエネルギーを中心とした新事業の領域で強い成果を出していくことが我々の使命」、さらに、研究するものについて、「顧客の価値という視点でみたときにダントツの成果を出していくことが、最も大事なこと」と述べた。

 C&Cクラウドについては、「実世界の情報をいかに取り込むか、そして新たな価値を創出していくか」という部分を強調。NECはそうした情報(映像や音声、文字、物体など)の認識技術について強みがあるとした。スマートエネルギーについては、震災もあり、再生可能電力への意識が高まっている中で、「“蓄電池”の持つ役割が大きくなる」「NECはEVでの実績もあり、蓄電池に強みを持っている。」とコメント。さらに、蓄電池とICTを組み合わせて活用し、「エネルギーを徹底的に有効に使う」「エネルギーの使い方を変え、ライフスタイルを変える。」この二つのことを進めていきたいとした。

 続いて研究開発テーマの技術展示では、説明員による解説やデモ体験が行われた。実世界で大量発生するデータの処理を世界最高レベルで実現した「ビッグデータストリーム処理技術」、群衆や遠方の映像での個人認識を可能にした「学習型超解像技術による映像監視システム」、スマートエネルギー社会を支える「リチウムイオン電池技術」など新技術の展示に出席者の高い関心が寄せられた。

 特に目を引いたのは、江村所長も「大変競争力がある技術」としていた「振動センサソリューション」。従来比20倍とされる高感度、広帯域振動センサを用いた建築物の劣化診断や、水道管の漏水検知、脈拍検知を利用したヘルスケア事業など、具体的な活用展開の事例が示されていた。

《白石 雄太》
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