NTT、100Gbps/40Gbps光通信の超高速プラグアンドプレイを世界で初実現……災害時の復旧を大幅改善 | RBB TODAY

NTT、100Gbps/40Gbps光通信の超高速プラグアンドプレイを世界で初実現……災害時の復旧を大幅改善

ブロードバンド テクノロジー

新技術のデジタルコヒーレント光送受信方式
  • 新技術のデジタルコヒーレント光送受信方式
  • DSPを用いた高速自動設定機能のフィールド検証
  • DSPを用いた高速自動設定実験
 日本電信電話(NTT)とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は24日、既存の光ファイバを用いた実運用環境下で、NTTが開発した100Gbpsおよび40Gbpsの超高速信号の自動設定を50ミリ秒以下に短縮できるプラグアンドプレイ機能を世界で初めて実証したことを発表した。

 従来、設定が難しく時間を要していた100Gbpsおよび40Gbpsの超高速信号を、家庭のFTTH(Fiber to the Home)で用いられている1Gbpsクラスの信号と同じように簡単に自動設定できるとのこと。これにより今後、平常時のネットワークの運用の簡素化、災害時のネットワークの迅速な復旧が飛躍的に改善することが期待されるという。

 デジタル信号の1と0を対応させて光信号を伝送するデジタルコヒーレント技術において、従来の技術では、光信号に加わった波形ひずみを測定し取り除くために数日間を要していた。新技術では、デジタルコヒーレント技術に新しいDSP機能を適用することで、超高速信号の高速設定機能を実現した。新しいDSP機能では、光送信器内で光信号にあらかじめ波形ひずみを測定するデジタル既知信号を挿入し光信号を送信。次に、光受信器にて光信号からデジタル既知信号を取り出し、デジタル既知信号から波形ひずみの量を高精度で測定し、波形ひずみを取り除くことを可能とした。

 NTT ComはNTTと協力し、DSPの処理性能をあらゆる伝送環境下で試験し、その応答特性を検証する手法を考案。580kmにわたるフィールド試験環境を同社の商用敷設ファイバを用いて構築した。フィールド試験環境では、1,000種類以上の伝送状態を人工的に作り出し、光信号の疎通状態を試験した結果、すべての状態に対して安定して自動設定できることが確認された。
《冨岡晶》

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