【物欲乙女日記(コスメ編)】秋の訪れと共に、生まれ変わる……ワタシ! | RBB TODAY

【物欲乙女日記(コスメ編)】秋の訪れと共に、生まれ変わる……ワタシ!

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この上品な小箱は一体……?
  • この上品な小箱は一体……?
  • いやーすっぴんを見ないでえー!
  • 教官が怖いので素直に洗う
  • ほっほー、ではあけてみるか
  • 中もなんだか上品な感じ…
  • えーと、どれぐらい出せばいいの?
  • とりあえずひと塗り
  • うああああああああ!!
 こんにちは。秋の訪れと共に「美」への熱意が増しているニシオカです。あれ、この出だし前にも使った? ……まあいいか。すっかり秋ですし、季節の変わりめは常に「美」が気になるということです。

 今年も海へ山へと飛び回わり、ステキな出会いを重ねておりました。ステキな出会いって、要するに「すでに全部思い出」だからなんですけどね! そんなワケで秋風のなか日々の業務にいそしんでおりますが、入社したばかりの後輩(24歳)から「どうして『まだ夏』なのですか?」という意味のわからない質問がありました。

「はぃい?」「昨日まで山にいたような顔ですね」「それって要するに……」「夏休み明けの小学生っていうんですか?」「だから要するに……」「日焼けが取れていませんよ」

 カチーン! 最近の若い子って、礼儀がなってないんじゃないかしら! とか思いつつ、先月までの自分の行動を反芻。確かにこの秋風のなか、小麦色の肌ってない、それはない! 秋の「美」はなんていうか……文化的な?(半疑問系) 窓辺で色白の少女が座って読書したりする的な?(半疑問系) ちょっと紫外線を浴びすぎてしまった肌、今すぐなんとかしたい、金ならいくらでも出す! 

 七転八倒するワタシの前にぽんと置かれたのは、上品な色合いの小箱。そっと両手で持ち上げてみると「資生堂 WHITE LUCENT」という名前が。おおっ、これがウワサの……って、これなぁに? 

「美白コスメも知らないんですか?」「あーあー、聞いたことはある」「まさかの小学生レベル!」「流行ってるんでしょ?」「流行ってるとかの問題じゃなく、世の中の女子が永遠に追い続ける存在、それが美白です」。

 がーん。そうだったのか。もうちょっと早く教えてほしかったとうなだれる私に、「みんな知ってますよ?」とクールな後輩。でも、ワタシにこんなすばらしいモノを与えていいのかしら? 油断していると、また美しく変化しちゃうかもよ?

「あとそれ、ちょっと話題の薬用美白美容液ですから」「ほわいとるーせんと…いんてんすぶぽっ…」「ホワイトルーセントインセンシブ スポットターティングセラム Wですっ!」

 すると後輩は、「寝言はもういいです」とワタシの首根っこをつかまれてオフィスの洗面台へ。「顔洗ってください」「いやー、ワタシのスッピンを見てどうするつもり!?」「……見たくないですが、ナリユキ上仕方がないので」

 観念して顔を洗ってふーさっぱり。昨日の二日酔いも取れたわあ。すると、背中からまたあの冷たい声が。

「ほっとくとシミになりますよ」「(ビクッ)」「次はこれをつけてください」「はい……って、ねえねえ、あたしが年上」「いいから早くする!」「はいっ!」

 状況はすでにオニ教官とへなちょこ兵士。例のパッケージから中を取り出すと、これまたお上品なボトルがころりと飛び出す。恐る恐るフタをあけて手にちょろりと出し、頬へ日と塗り。

「う、うあああああ!」「……」「なにこれ、なにこれ!」「……本当に今まで何やってたんですか?」「生きてました」「ギャグのキレも悪いですね」「それ前からだし!」

 しかし、悪態をつかれつつもこの使用感にはうっとり。するっするにさらっさらで、どんどん肌にしみていく……美白目的だけど、この使用感が目的になりそうな。

「足りない」「あっこらっ」「もっとつけないと」「あとは自分で買ってくださいっ!」「まーまーカタいこと言わないで」「それいくらすると思ってるんですか!」「出世払いでいいじゃない」「それ立場が逆ですっ!」

 というわけで、首までしっとり。それにしても、最近の若い子って本当にツメが甘いわね! こんなのワタシに使わせたら、美貌がアップするに決まってるじゃない! 「敵に塩を送る」って言葉、ご存知なのかしら? 今年の秋は、皆さん覚えていらっしゃいよ? ……背中で「そのドヤ顔、やめてください」というつぶやきが聞こえた。
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