日本電気（NEC）は27日、磁気テープライブラリ装置「iStorage Tシリーズ」において、世界最高の収納効率を実現した省スペース型新モデル「iStorage T30A」「iStorage T60A」の販売を開始した。8月10日より出荷を開始する。 ローエンドモデル「iStorage T30A」は、高さ2U（1U:約45mm）のラックスペースに、磁気テープドライブの業界標準規格である「LTO Ultrium（ウルトリウム）テープカートリッジ」を最大30巻収納、ミドルレンジモデル「iStorage T60A」は、高さ4Uに最大60巻収納を可能にした。NECの同一高の従来機に比べ、1.5倍以上の実装効率に向上しており、業界でも圧倒的に高い収納数となっており、世界最高の収納テープ実装効率だという。 搭載ドライブには、ハーフハイト（高さ1.6インチ）のテープドライブ「LTO Ultrium4」「LTO Ultrium 5」を採用。「iStorage T30A」には2台、「iStorage T60A」には4台まで搭載でき、最大2テラバイト/時間（非圧縮時）の高速データ転送・高速バックアップが可能。希望小売価格（税別）は、iStorage T30Aが149万円～、iStorage T60Aが248万円～。いずれもLTOUltrium4ドライブ1台SAS I/Fを搭載する。
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