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スマートグリッドの認知率はわずか11%……J.D.パワー調べ

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J.D.パワーアジア・パシフィック
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 J.D.パワーアジア・パシフィックは11日、「2011年スマートグリッド認知率調査」の結果を発表した。6月に実施された同調査は、計2,082名から回答を得た。

 まずエネルギー消費に対する考えを尋ねたところ、82%が「効率的な電気の利用に取り組みたい」と回答。また80%が「停電回避のためにできる限り節電に協力したい」、76%が「風力や太陽光など再生可能エネルギーの使用比率を上げたい」などと答えた。総じて節電やエコに対する意識は高いようだ。

 また電力会社に対する満足度として、6つの項目それぞれに対する評価に基づき総合満足度を1,000点満点で算出した。6つの項目とそれぞれが総合満足度に与える影響度は、「電力供給の安定性や信頼度」(32%)、「環境への責任」(21%)、「顧客対応」(15%)、「電気料金」(14%)などとなった。

 その結果、電力会社に対する総合満足度は482ポイントだった。アメリカでの総合満足度(624ポイント)や中国での総合満足度(706ポイント)と比べると、低い値となった。項目別にみても全ての評価がこの2ヵ国を下回っており、特に「顧客対応」や「電力供給の安定性や信頼度」は下回る幅が大きかった。一般的に日本の電力供給の安定性は評価されてきたが、震災後の電力需給のひっ迫が、満足度低下の要因となったようだ。

 またスマートグリッド(通信やITの技術を駆使して電力の需要と供給を自動制御する送電網)と、スマートメーター「通信機能やほかの機器の管理機能を持つ高機能型の電力メーター」の認知度を測定した結果、スマートグリッドを知っているとした割合は11%、よく知っていると答えたのは2%にとどまった。またスマートメーターを知っていると回答した人は8%で、よく知っている人の割合は1%だった。
《RBB TODAY》
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