「すばる望遠鏡」、大量の冷却液漏れで観測不能に | RBB TODAY

「すばる望遠鏡」、大量の冷却液漏れで観測不能に

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障害の発生した主焦点ユニットを上から見下ろした写真
  • 障害の発生した主焦点ユニットを上から見下ろした写真
  • ケーブル、ホースなどの接続コネクター付近拡大写真。取り付け部分の変形、損傷などがみられる
  • カセグレン焦点面に装着している微光天体分光撮像装置(FOCAS)への冷却液(赤色)の落下状況。観測装置内部への浸水も起きている
  • 説明図
 国立天文台は、2日に発生した「すばる望遠鏡」の障害についての詳細を公式サイトに掲載した。

 異常を発見したのは2日(現地時間)午前5時30分 (日本時間7月3日午前0時30分)。望遠鏡上部の主焦点付近から冷却液が漏れ出していることを発見し、直ちにその冷却液の供給を中止した。この冷却液は自動車の不凍液としても使用されているエチレン・グリコールと水との混合液体とのこと。相当量の冷却液が漏れ出しており、その範囲は望遠鏡上部から主鏡、主鏡の裏面支持機構部の一部、第3鏡、カセグレン焦点の観測装置FOCAS、周辺光学装置、さらには観測床を通じて床下など広範囲に及んでいるという。

 当日はかなりの冷却液を清掃・回収したが、一部の光学系、制御用電子回路板、観測装置内部などアクセスが容易ではない場所については、未だ作業に至っておらず、液体付着による機能への影響や修復作業ついては初期評価・作業の段階にある。

 国立天文台では、一時的に夜間観測を中止せざるを得ず、観測が間近に迫っていた研究者には緊急の連絡を行っているという。今後のスケジュールは、随時お知らせするとしている。
《RBB TODAY》

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