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IDCフロンティア、クラウド基盤オープンソース「CloudStack」を採用したサービス提供

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IDCフロンティア、クラウド基盤オープンソース「CloudStack」を採用したサービス提供
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 IDCフロンティアは12日、オープンソースソフトウェアプロバイダの米Cloud.com社のクラウド基盤ソフトウェア「CloudStack」を国内で初めて採用した、クラウドサービスの提供を発表した。7月から開始する。

 Cloud.comのCloudStackは、コンピュータの仮想化を実現するさまざまなハイパーバイザーに対応し、仮想マシン、リソース、ワークロード、ストレージ、ネットワークなどの管理を提供するオープンソースソフトウェア。海外の大手通信キャリアで採用されるなど、商用クラウドサービスでの利用が進んでいる。

 IDCフロンティアは、2009年6月から、国内データセンターでパブリック型クラウド「NOAH」の提供を開始、VMwareとHyper-Vの両基盤に対応したサービスを提供している。このNOAHにCloudStackを採用することで、利用者自身で仮想マシンなどの構築・管理ができるだけでなくAPI公開によるクラウドサービス全体の統合管理や、パブリックとプライベートクラウドのシームレスな連携が可能になるという。ポータル画面から仮想マシンの作成や物理サーバ追加などITリソースの管理が可能なほか、APIの公開により、クラウド管理サービスや他のインフラサービスとの連携も容易とのこと。提供地域については、東日本・西日本の国内複数拠点からの選択が可能。仮想マシンは従量・月額固定料金から選択でき、ネットワークは転送量に応じた課金となる。

 Cloud.comのCEO、Sheng Liang氏は「IDCフロンティアの今回のCloud.comの採用、そしてCloudStackをベースとしたクラウドサービスの開始は、Cloud.comに取って非常に重要な意味を持ちます。1つは、Tata Communications、Korea Telecom(KT)、Singapore Telecom(Singtel)等、アジア諸国ですでにCloud.comの技術を採用したキャリアに加えて、日本で初めて同様に採用されたという点において、Cloud.comにとっては重要な事業パートナーとなります。次にこれらのクラウドベンダー間の連携を通して、真にグローバルなクラウドサービスが私達の技術を通して提供される、という事も重要です。IDCフロンティアはそのグローバルなソリューションにおいて、日本を代表する重要な柱になります」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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