東京電力が19日に発表した、同日午後0時現在の福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。●使用済燃料プールの冷却作業・4月19日午前10時17分から午前11時35分、コンクリートポンプ車による4号機への放水を実施。●その他・現在、福島第一原子力発電所タービン建屋内には、多量の放射性廃液が存在しており、特に2号機の廃液は、きわめて高いレベルの放射性廃液がたまっている状態。この廃液を集中廃棄物処理施設の建屋内における止水対策などが整い次第、同施設の建屋に移送し、安定した状態で保管することとした。(15日発表済み)・本件について、4月10日、経済産業大臣より、福島第一原子力発電所に滞留している高い放射線量が検出された排水の集中廃棄物処理施設への移送に関して、その必要性、安全性に係る評価、恒久的な排水保管及び処理施設についての方針等についての報告徴収の指示を受ける。・4月18日、止水対策などを終了したため、この指示に基づきその内容をとりまとめ、経済産業大臣に報告。報告内容については、経済産業省原子力安全・保安院において確認済み。その後、準備が整ったことから、報告した実施方法に基づき、4月19日午前10時8分から、2号機タービン建屋内から集中廃棄物処理施設へ高いレベルの放射性廃液の移送を開始。