富士通とオラクル・コーポレーションは12日、「SPARC64 VIIプラス」プロセッサを搭載し性能強化した「SPARC Enterprise M3000」の販売を開始した。 「SPARC Enterprise M3000」では、新プロセッサ「SPARC64 VIIプラス」のクロック周波数が2.86GHzに向上しており、CPUのコア単体性能は従来の「SPARC64 VII」より最大20%向上した。加えて、今回新たに内蔵Solid State Drive(SSD)の搭載をサポートし、Oracle Database 11g Release 2の高速化機能「Oracle Database Smart Flash Cache機能」を組み合わせることで、I/O性能が大幅に向上するという。なお、「Oracle Database Smart Flash Cache機能」は、UNIX OSではOracle Solaris上でのみ利用可能。 また「Oracle Solaris」と組み合わせることにより、電源・ファン・HDDの冗長化・活性交換やOracle SolarisのZFS機能・予測的セルフヒーリング機能などに対応。「Oracle Solaris Legacy Containers」と組み合わせることで、旧バージョンのOracle Solaris(Oracle Solaris 8/Oracle Solaris 9)を動作させることが可能となる。