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【レビュー】電子書籍リーダー「biblio Leaf SP02」をチェック(前編)

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biblio leaf
  • biblio leaf
  • biblio Leaf SP02本体。A5版よりやや小さく、ディスプレイには電子ペーパーを採用している
  • こうして片手で持って読むスタイルも苦にならない。電車の中で吊革につかまって読むのにも向いていると感じた
  • ディスプレイはほぼB6サイズで、文庫本と同じというところも読みやすさにつながっている
  • 文字のサイズは5段階あり、本体側面のボタンで切替えられる
  • 文字のサイズは5段階あり、本体側面のボタンで切替えられる
  • 本を開くには、まずbiblio Leafのメインメニューから「ライブラリ」を選択する。ライブラリには、本体内にダウンロードした本や、microSDカードに記録されている本のタイトルが一覧される
  • ライブラリの蔵書一覧。この中から、読みたい本を選択すれば、本を開くことができる。蔵書が増えてくると、リストが何ページにもおよぶ。もちろん操作は、付属のスタイラスペンを使うほうが圧倒的に便利だ
 筆者は仕事で外出する機会が多いため、駅のホームで電車を待つ間、電車での移動中、次の仕事先までの時間調整のために入る喫茶店などで、よく本や雑誌を読んでいる。そのため、常にカバンの中に本や雑誌を入れて持ち歩いているが、外出先で読み終えてしまうと、立ち寄った書店や売店で買うこともある。

 そんな筆者にとってauの電子ブックリーダー「biblio Leaf SP02(以降biblio Leaf)」は、発表時からとても気になる存在だった。今回、そのbiblio Leafを使う機会を得たのでレポートする。

■場所を問わず読みやすいディスプレイ

 さっそく、実際にbiblio Leafをカバンに入れて持ち歩き、普段本を読んでいる場所で使ってみることにした。

 biblio Leafには、あらかじめ青空文庫の名作100点が、本体にダウンロードされた状態で出荷されているため、まずはその中からいくつかの作品を読んでみた。

 最初は駅のホームだ。ノートPCや携帯電話のようなバックライト付き液晶ディスプレイを搭載するデバイスは、屋外だと画面が著しく見づらくなることがあるが、ディスプレイに電子ペーパーを採用している本機は、太陽光の下でもとても読みやすく、紙に印刷された文字を読んでいるのと変わらない快適さだった。

 次に電車に乗って使ってみると、282gという“軽さ”を実感した。片手で持ちながら読んでもほとんど苦にならない。それどころか、片手で本体を支えながらページをめくれるため、混雑した車内で吊革につかまりながら読むのにも向いているとさえ感じた。

 本機のサイズは幅129mm×高さ198mm×厚さ9.8mmで、A5版よりやや小さく、専用のブックカバーを装着すると、ほぼA5版サイズになる。ディスプレイの大きさは約6インチで、ちょうど普段読んでいる文庫本(B6版)とほぼ同じサイズというのも読みやすさにつながっている。下部にソーラーパネルも搭載している

 最後に喫茶店に入って読んでみたが、ここでも電子ペーパーのメリットを実感できた。biblio Leafの画面は、間接照明のようなやや暗めの室内で読んでいても目が疲れにくい。バックライト付き液晶の場合、やや暗めの照明の下では画面が眩し過ぎて、長時間見つめていると目が疲れることがある。実際に、筆者は喫茶店でノートPCを利用する場合、バックライトの輝度を通常より下げているが、biblio Leafの場合、その必要もない。

 また、こうして移動しながら利用してみると、biblio Leafが使いやすく設計されているのがよくわかる。たとえば、表示される文字のサイズ変更は、本体側面のボタンで行える。いちいちメニューを開いて文字サイズを設定し直す必要などなく、ワンタッチで行えるのはとても便利だ。

 「自動しおり」の機能もありがたい。電車に乗って本を読んでいると、つい夢中になって、目的の駅に着いているのに気がつかず、あわてて降りるということがあり、紙の本の場合、しおりを挟み忘れて本を閉じてしまうことも多い。その点biblio Leafでは、最後に開いていたページに自動しおりを挟んでくれるので「どこまで読んだっけ?」ということがないのは嬉しい。

 ただし、改善を望みたい点も1つある。それはタッチパネルだ。

 biblio Leafは、本を開いてしまえば、ページを進めたり、ページを戻したりといった操作は本体前面のボタンで快適に行える。しかし、本を開くまでの操作は、前面のボタンよりも、スタイラスペンを使ったほうが圧倒的に効率がよい。具体的には、biblio Leafのメインメニューから「ライブラリ」を選択し、本体内にダウンロードされている電子書籍の一覧を表示して、そこから読みたい本を選ぶまでの一連の操作だ。

 biblio Leafのタッチパネルは、専用のスタイラスペンを利用するタイプであり、指で直接操作することはできない。そのため、本を開くまではペンを使い、本を開いたら、ペンをしまって読み進めていくことになる。直接指でタッチできれば、こうしたペンを出したり、しまったりするわずらわしさが解消されるだろう。

 
《RBB TODAY》
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