シマンテックとドコモ、ノートPC向け情報漏洩対策ソリューションの共同開発で合意 | RBB TODAY
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シマンテックとドコモ、ノートPC向け情報漏洩対策ソリューションの共同開発で合意

エンタープライズ セキュリティ
 NTドコモと米シマンテック社は10日、ノートパソコン向けに情報漏洩対策ソリューションを共同で開発することで合意したと発表した。今後両社は、2011年度第2四半期での提供開始を目指し、開発を進める。

 このソリューションは、ドコモのFOMAネットワークを通して、遠隔でノートパソコンの起動をロックしたり、ノートパソコンのハードディスク内のデータを無効化するもの。具体的には、パソコンの起動をロックし、暗号化されたハードディスクへのアクセスを無効化する「インテル アンチセフト・テクノロジー」に対応したノートパソコンに対し、シマンテックのハードディスク暗号化、およびデータへのアクセスを遠隔から制御するソフトウェアである「PGP Whole Disk Encryption with Remote Disable & Destroy」とドコモのFOMAネットワークが連携し、SMSメッセージを送信することで、ノートパソコンの起動ロックおよびハードディスク内のデータへのアクセスを無効化する。なお本ソリューションのSMSメッセージはローミングにより海外へ送信することもできるため、日本国内だけでなく海外での紛失・盗難でも対応可能。

 SMSメッセージを受信する通信モジュールは、エリクソン社製の3G対応通信モジュール(エリクソンモバイルブロードバンドモジュールF5521gw)を予定しており、ノートパソコンの電源が入っていない状態でも遠隔で無効化できる。また本モジュールを搭載し、「インテルアンチセフト・テクノロジー」に対応したノートパソコンであれば、パソコンメーカーに関係なく利用可能。

 なお本ソリューションは、14日からスペイン・バルセロナで開催される「GSMA Mobile World Congress 2011」ドコモブースにおいて、展示される予定。
《冨岡晶》
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